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半夏生(はんげしょう)2007-07-02
 夏至から数えて11日目を「半夏生」と言うのだと知りました。
朝から、何度も「今日は、半夏生の日で・・・。」とラジオから聴こえてきます。
 教養のない私は、”半夏生”とは、植物の名前だけかと思っていました。


 ”半夏生”というのは、植物の名前が先にあって、その時期に咲く植物に因んで付けられた暦上の呼び名ということなのですね。・・・普通だったら逆でしょうけれど。


 半夏生という名前は、その呼び名に相応しく?、この鬱陶しい蒸し暑い時期を忘れさせてくれるような、湿地を好む清々しい山野草です。
 白いのは、茎の先端の数枚の葉っぱで、それも、一枚のうちのすべてが白くなるわけではありません。
 「半化粧」と言う方が、ぴったりのような感じもする面白い植物です。 


 仕事をしながら一日中、NHKラジオ専門で聴いていますと、ニュースの他、歳時記や、芸術家やミュージシャンの登場、健康相談など、色んな情報が入ってきます。
 本の朗読や民話の語りも楽しみですし、落語や浪曲など今まで興味のなかったものまで聴くようになりました。

 
 本格的にラジオを聴きだしたのは、店を始めてからなのですが、いつの間にか全くTVを観る気にならなくなりました。
 改めて考えてみますと、ラジオを聴くことにより、不思議に想像力というかイメージ力というのか、鮮やかに映像が浮かんで来るのですね。
 そして、話し手の呼吸や心情までが触れるほどに感じ取ることができるような気がします。


 付けっぱなしの音声も、聴く気がないときや、興味のない内容は、全く聴こえません。
 なのに、忙しいときでも、身体が反応するキー・ワードがあって、これはちゃんと飛び込んでくるのですから、これまた不思議です。


 ずっと以前から、”TVの弊害”なんて言われていましたが、イマジネーションを育てるという意味からも、やっとその意味が分かったような気がしています。
 そして、言葉だけで人に正しくものを伝えるというのは、その技術や表現力が必要だと、改めてアナウンサーという職業のスキルを考えさせられています。
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