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灼熱と秋の香り2007-08-12
   ☆ 大汗の 一日終えし 夕稲田 涼しき風を 賜り歩む


 昨日の前原市の気温は、フェーン現象により観測史上最高の37.6度だということでした。そして、今日もまた37度台。うなぎのぼりのこの気温、どこまで行くのか、開き直って挑戦的な気持ちにもなってきます。
 しかし昨日は、ありがたいことに湿度が低く風もあったので、さほどの暑さは感じませんでした。(高齢知覚麻痺かも?)


 暑さは大の苦手だった私が、近年は、この灼熱の中にあっても、寒さよりはましだと思うようになってきました。汗をかくのは、“毛穴の大掃除の時”とばかり、暑さとの付き合い方が上手になってきたのかもしれません。暑さに負けないコツは、動くことと暑さに背を向けないこと・・・。(何でもそうですね。)
 一人暮らしをするようになって、自分のためにエアコンを使うことは全くなくなりました。炎天下での車の運転もそうです。・・・エンジンをかけるときの焼けた室内に乗り込むと、一時に汗が噴出します!!(額と首にタオルは欠かせません。)


 しかし、そんなことを言っても、戸外での作業をしようとなると、始める前には勇気と一大決心が必要です。外に出るまで、ぐずぐず、ウロウロとフォーミングアップならぬ準備に時間がかかります。ただ、それも出るまでの話で、出てしまえばなんてことないのですが。


 畑で作業をするときは、頭にはタオルを被った上に麦藁帽子、首にはこれまたタオルのマフラー、半袖のTシャツの上にジーンズのシャツを重ね、長ズボンに厚手の綿のソックス、手袋という、見るからに暑そうな完全防備のいでたちです。
 炎天下には、力作業は出来ませんが、草取りや草刈なら結構いけます。大汗をかいていても、不思議なことに暑さを全く感じなくなってきます。私に言わせれば、この状態は、周りの温度に私の身体が同化していると感じるときで、この状態がとても好きです。そして、微かな空気の動きさえも感じることができるようになってきます。“そよ“と動く空気を、涼しいと感じることができます。この感覚がたまりません!


 作業を終えてから、絞るような汗に張り付いた衣服が脱げません。ずっしりと重たくなったタオルも、いかにも“仕事をしたぞ”と思わせてくれます。
   
   ☆ 立秋は 名ばかりかとも 思えしが うかとしており 秋の風吹く


   ☆ 打ち水を 終えし吾が庭 新涼の 夜風に吹かれ 星空仰ぐ

             
   ☆ 蜩に ツクツク法師 声和して 暑さの中に 忍び寄る秋




 やはり、秋は近づいています。入道雲の遥か上には、秋雲がもう流れていますもの。
微かながら、虫たちの声も聞こえだしました。
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