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湧水近辺紀行2007-09-30
 種蒔きは、一日で終わりましたので、近辺にも足を伸ばしました。
 湧水町は、九州山地と霧島連峰に囲まれた盆地で、鹿児島県と言っても熊本県、宮崎県に隣接する、北東部に位置していて、人吉までは30分、えびのまでは、ほんの数分の距離です。


 これは、えびの高原の鹿です。今年5月に訪れたときは、鹿の子模様があった鹿たちも毛が生え変わってこげ茶色になっており、最初は、別な鹿かと思ってしまいました。
 鹿の体毛は、春と秋に2回生え変わるのですね。夏毛は、5月上旬〜6月下旬に茶褐色の地色に白斑で鹿の子模様になり、冬毛が8月上旬〜10月下旬に無斑になるようです。


 ”小鹿のバンビ”は、鹿の子模様でしたから、私は、子供のうちが鹿の子模様なのかと思っていました。
だとすると、”小鹿のバンビ”の撮影の時期は初夏だったのでしょうか??


 えびの高原は、韓国岳をはじめとする霧島連山に囲まれた標高1,200mの山で、今月末には、紅葉を迎えるそうです。初夏には、ミヤマキリシマ、オオヤマレンゲ、ノカイドウ、キリシマミズキなどが花盛りになるようですが、そのころに行くと素晴らしいのでしょう。
 レストハウスの土産品店では、蔓や竹細工の籠などが面白く、とてもお手ごろな値段で売られています。
 車に温度計がついていたのを、長年の車の持ち主も知らなかったというから笑ってしまうのですが、えびの高原では、22度だった気温が、下りるほどにどんどん上がっていきました。
 都城市は、霧島山系の内陸部の盆地で、標高が高いのでけっこう涼しいだろうと思っていたのですが、今年が暑かったからでしょうか、市内での温度計は32度まで上がりました。


 日本の滝百選に指定されているというこの“関之尾滝”は、大滝、男滝、女滝の三つの流れからなり、大滝は巾が40m、落差18mだということです。手前の吊り橋からの景観も、なかなか良かったです。水もきれいでした!


 興味深かったのは、関之尾甌穴群と言われる”甌穴(おうけつ)”がたくさん見られたことです。


、「甌穴」とは、川底の窪みに渦巻き流が生じて、中に落ち込んだ小石が回転しながら河床を深く削って出来た珍しい穴のことです。小さなものでも数十万年、大きなもので数百万年もかかって作られるということでから気の遠くなるような話です。


 私は、屋久島在住の作家、星川淳さんの本の中で読んで名前は知っていたのですが、見たのは初めてでした。
 栗野岳は、約30万年前に加久藤(かくとう)カルデラで起きた大噴火の後、最初に活動を開始した古期霧島火山の一つだそうで、霧島山の西端部、標高1,904mの国立公園に指定されている山です。


 キリシマアカマツ,モミ,ツガなどの広葉樹の天然林がたくさんあって、樹木が大好きな私にとっては、原生的な山の気分はとても満足できるものでした。5月中旬からは、ミヤマキリシマも咲くそうです。大パノラマ展望台でススキの原を通して景色を一望できたのは、爽快でした。久々に望遠鏡も覗くことができました。・・・しかし、”栗野”なのに栗の木はなかったなあ!
 

 私の大好きな馬がいました!現役を引退した馬たちだそうで、見た限り10頭ほどの馬たちが静かに暮らしていました。
 乗れもしないのに、この馬さんたちの背中に乗って走り回れたらどんなに幸せだろうと思ったものでした。・・・馬を見たら、とても血が騒ぎます!


 ここは、友人宅から30分ほどの近場で、ドライブをした中で一番のお気に入りになりました。新緑のころ、紅葉のころ、雪景色のころも良さそうです。それに、また馬さんに会いに行きたいです。
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