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忘れられない今日の一言2007-11-10
 週末の土、日曜日は、玄米ごはんのランチ・デーです。
近頃は、私も自分のペースと要領がやっと掴めてきましたので、ほとんど一人でどうにかやりくりしています。


 しかし今日は、数組のランチのお客さまのほか、13時から通常のコースのご予約も入っていましたので大慌てをしました。
 お昼前から次々にいらっしゃるお客さまにランチをお出して、ひと段落、13時間近になりましたので、コースの準備をしようとしていたところ、またランチのお客さまがご家族でお見えになりました。「え〜、どうしよう!間に合わない・・・。でも・・・」一瞬、お断りをしようかとも思ったのですが、せっかく来てくださったことですし、お部屋も空いたばかりでしたのでお通しすることにしました。


 13時ご予約のお客さまは、時間通りに来てくださいましたが、先にお入りになった方々の用意をしていましたので準備が中断していました。とりあえず、お茶とお絞りをお持ちし、時間通りにお出しできないことをお詫びしました。そうしたら、
「あなた一人で頑張っているんだもの、いいのよ。ゆっくり準備してください。私たちは急ぎませんから心配しないで・・・。」と言ってくださいました。慌てている心にほっとする言葉でした。


 お客さまをお待たせするのは、今日に限ったことではありませんが、やはり約束の時間を守れないでお待たせするということは、いちばん気が引けることです。なのに、いつも許していただいています。(みなさま、ごめんなさい!そしてありがとうございます!)


 デザートをお持ちしたとき、お待たせしたことを改めてお詫びしました。
すると、こんなことをおっしゃったのです。


 「この間、ほら同級生たちとみんなで来たことがあったでしょう?あの時は、みんながいろんな話をするので話がずっと終わらなくてずいぶん長居しましたよね?あの時、あなたは、『どうぞ、ゆっくりお話ししていってください。』って言ってくれたのよ。あなたのあの言葉がとても嬉しかった!・・・私は、あなたからたくさんの時間をもう既にいただいているの。だからね、今日、少々待たされても私、ぜんぜん平気なの。今日は、私があなたに時間を上げる番です。私たちは、先を急ぐこともないのですから・・・。」


 やさしい労わりの言葉が、耳の奥で何度も何度も繰り返し響いています。


 
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