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梅干の土用干しをしました2006-08-02
今年の梅雨明けは、すっきりしすぎるほどの快晴に恵まれて、三日三晩の土用干しも、天候を心配することなく干し終えることができました。


灼熱の天日干しにするのは、自然の殺菌効果を得るためで、味もまろやかになりますし、皮や果肉も柔らかくなるんですね。梅干しに赤じそを加えるようになったのは、江戸時代からだとか。赤じそには防腐作用や、制菌作用があるんだそうです。
天日干し後、赤じそを加えると、もうほとんどカビを生やしたり腐ったりする心配はありません。やれやれです。
特に、私の梅干は、塩分を13%くらいにまで抑えているので、梅の塩漬けの時には、カビが生えやしないか、毎日とても神経質に、瓶の中を覗き込みます。


梅は、ここ末永に越してきてから、お隣の末住さんの梅園の梅のお世話になっています。
末住さんのご夫婦は、私と同年代の方ですが、お父さんの代に育てられた梅の木が、百本以上も繁っています。
ところが、末住さん宅は、兼業農家で、今では梅の管理までは手が回らないようです。
「勝手に採っていいから・・・。」と言われ、私は、完熟のころを見計らって採りに行きます。
「自分で採ってくれるんだから、1kg200円で良いよ。」も嬉しい!
数種類ある梅の中でも、私が目指すのは、真黄色に完熟した南高梅です。
完熟するまで、確認のため何度でも、歩いて30分くらいの距離にある裏山の梅林に足を運びます。


完全無農薬とまではいかないようですが、冬場の花の咲く前に一度だけ消毒するそうです。(・・・木が虫にやられてしまうのですから、これは仕方がないですよね。)
しかし、その広い梅園の梅たちの大半は、利用する人もなく落ちて朽ちてしまいます。
あまりにももったいないので、知り合いに声をかけれるだけかけて、梅林に案内し、勝手に梅を販売しています。
「えー、こんなにたくさん売ってくれたとォ?」と思わず笑みをこぼす奥さんの博子さんの声を聞くのも嬉しいです。


そんな、最高級の梅で梅干しを作れる幸せ!
市場に出回っているのは、きれい過ぎるだけに何度消毒してあるか分かりませんし、第一、まだ青いうちに採って店頭で黄色くなったものがほとんどですもの。


昔から、母や祖母たちが毎年作っていた梅干しを、私もいつのころからか作るようになっていました。お腹を壊したときには、必ず梅干しを食べさせられたものでした。


カビを生やさないように、私の少ない注意力を集中させて作った梅干し、そんなカビの危険にさらされていた梅干しが、今度は、殺菌、消毒の力を発揮するようになるのは不思議です。さらに効能は、疲労回復や整腸作用にも及びます。
今年の夏も、猛烈な暑さに見舞われています。
梅干しの効能を利用させてもらって、この夏を元気に乗り切るようにしたいです。


酸味の主成分であるクエン酸が、その正体らしいです。
こんな梅干しのサイトがありました。



http://www.kishuume.com/umebosikono.html(梅干の効能)


疲れている状態とは、身体が酸性化している状態です。 梅干しに豊富に含まれるクエン酸は疲れの元である酸性物質の蓄積を阻止する働きをします。体内に入ったクエン酸は、すぐに疲れの元である酸性物質と結合!結合したクエン酸と酸性物質は、体内でさまざまな酸に変化し、再びクエン酸へと姿を戻します(クエン酸サイクルといいます)。クエン酸に戻ると酸性物質が消えてしまっているため、疲れの元が消えてしまい疲労はすっかりとれてしまうというわけです。


老化の原因ともなるいや〜な活性酸素。この梅干しに含まれるクエン酸には活性酸素を消してくれるすばらしいパワーがあるのです。梅干しって見るだけでもすっぱそうで、唾液がでますよね。この唾液が実は健康にとっても良いのです。この唾液に活性酸素をやっつける酵素がふくまれているんですよ。梅干しってすごいですね。
すっぱい刺激を脳が感じると、胃を痛めないように胃粘液の分泌が促され、胃壁を守る働きをします。1日1粒の梅干を毎日とれば、胃粘膜が強くなります。 お酒を飲む2時間前に梅干しをたべれば効果的!です。


http://nishinou.hp.infoseek.co.jp/kounou.htm体に良い梅干の効能はこちら


梅干は疲労回復に役立ちます


梅干に含まれるクエン酸は、身体の疲れの素となる乳酸の過剰生産を抑え、炭酸ガスと水に分解して体外に出す機能を有するとともに、カルシウムの吸収を良くする働きも持っています。


梅干は細菌の活動を抑えます


梅の中にあるカテキン酸は抗菌、滅菌の働きをするとともに、消炎等の整腸機能を有しています。具体的な効能としては、食あたり、水あたり等の下痢や胃酸過多、食中毒などに対して有効です。


梅干は血液の流れをスムーズにします


梅干は身体の中のphを調整する、アルカリ食品の代表格です。梅干を食べることにより、酸性になりがちな身体のバランスを整え、血液の流れをスムーズにします。すなわち、冷え性・肩こり・動脈硬化の改善に役立ちます。


梅干は肝臓の働きを良くします


梅干は肝臓は胃や腸で消化吸収された栄養分を分解・合成して、人体に必要な成分に作り変える働き、余分な栄養分を一時貯え必要な時に血液を通じて送り出す機能のほかに不用な物質を排泄するという働きも有しています。この肝臓の働きを助けるのも梅の作用です。二日酔いの防止にも効果的です。


梅干は身体に必要なミネラルが豊富に含まれています


梅干はカルシウム・鉄・マグネシウムや亜鉛などのミネラルがとても豊富です。
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