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I wonder.........(I am Kuma)2008-04-14
 ぼく、クマで〜す。お母さんは、お庭に草が生えすぎてしまったって、お姉ちゃんがいなくなったとたんに大慌てで庭の草取りをしています。忙しそうなので、今日は、ぼくが書くことにしました。


 そう、昨日までお姉ちゃんが、ぼくに会いに来てくれていました。10日間くらいだったかな?
 お姉ちゃんに会えると、ぼくどうしていいか分からないくらい嬉しくって、頭の中が爆発しそうになるよ。お母さんが、いくらぼくに話しかけても、ぼくはお姉ちゃんしか見ないんだ。振り向きもしないよ。
 お母さんが朝、お玄関のドアを開けて、「クマちゃん、おはよ!」と言っても、ぼくは、お母さんなんて無視でお玄関のほうを見て、次にお姉ちゃんが出てくるのを待つんだ。でも、お母さんは、嬉しそうに笑っているよ。


 そうそう、今日のタイトルは、英語でしょう?うん、ぼく、お母さんより英語は分かるよ。だって、小さいころ、というよりお姉ちゃんと暮らしているころは英語で育てられたんだもの。


 ぼくさ、とっても不思議なことがあるんだ。どうしても分からないこと。ぼくは、お姉ちゃんが大好きなのに、時々しか会えないし、お姉ちゃんはいつも突然現れて、そしていつも突然いなくなるってこと。
 でも、お姉ちゃんに会えそうなときは、ぼく分かるよ。だってさ、お母さんが、「もうすぐお姉ちゃんが帰って来るからね!」って何度も何度も弾んだ声で教えてくれるからさ。それに、お母さんが、とっても嬉しそうにしだすからね。


 ぼくは、お姉ちゃんが大好き!だって、一度だってぼくのこと怒ったことないよ。大きな声も出さないよ。(お母さんは、時々大きな声で怒るけど。)それにいつもあま〜い声で、「クマちゃ〜ん!」って言ってくれるんだもん。お姉ちゃんの匂いも大好き!とってもいい匂いがするんだよ。
 ちょっと照れるけど、これは、ぼくが赤ちゃんのころの写真です。クマみたいだったから、クマって名前をつけたんだって。お姉ちゃんとは、ぼくが10ヶ月くらいまで暮らしました。でも、その後ぼくは、お母さんのお家で暮らすようになったんだ。最初は、ぼくのことが嫌いになったのかなって思ったけれど違うみたい。だって、そんなはずないよね。お姉ちゃんは、いつだってやさしかったし、メチャクチャに可愛がってくれたもの。ぼくはいつも、お姉ちゃんのお部屋のドアにくっついて寝てたし、お姉ちゃんが家にいるときは、いつもお姉ちゃんについて回っていたよ。
 でも、お姉ちゃんは、突然いなくなってしまったんだ。そのときも、ぼくに何かお話してくれたんだろうけれど、そのころぼくはきっと意味が分からなかったに違いないと思う。
 お母さんの家と、お姉ちゃんの家はとても離れていて、お姉ちゃんがお母さんのところに行くときは、ぼくは必ず車酔いして何度も戻していたなあ。


 お姉ちゃんは、いつもぼくを抱っこしてくれていたよ。いつもぼくに話しかけてくれたよ。今のお母さんは、継母で、ほんとうのぼくのお母さんは、お姉ちゃんなんだ!


 お姉ちゃんの口癖ってさ、
「クマちゃ〜ん、そんなことしちゃだめでしょう?」
「クマちゃん、おりこうちゃんねえ!」なんだ。
一日に何度、「おりこうちゃんねえ」って言ってくれるかな?


 帰ってきた日は、お姉ちゃん元気がなくて、ツルツルっておそばを食べる音がしていたなあ。・・・お母さん、たくさんお料理していたのにね。ぼく、たくさんのお料理の匂いしたよ。


 「ずっと飛行機の中で眠れなくって・・・。」「時差ぼけ・・・」ってお母さんに話していたなあ。飛行機って、車みたいなものかなあ?”時差ぼけ”ってなんだろう?そう言えば、時々お姉ちゃんから電話がかかってくるけど、お昼なのにね、電話を切るとき、「じゃあ、おやすみなさい。」って言うんだよ。お母さん、お昼なのに寝るのかなあ?って思うけれど、そんなことはないし。これも変。お母さん時々ボケるから、きっと間違えてるんだよね。(ないしょだけどさ、お母さんってオッチョコチョイなとこたくさんあるよね?)


 お姉ちゃんって、帰ってきたらぼくとのお散歩は、絶対にお母さんには行かせないよ。お母さんが一緒に行くと言っても断って、いつもぼくと二人だけのお散歩なんだ。きっと、ぼくと二人だけになりたいんだよね。ぼくは、お母さんとのお散歩よりもたくさんわがまま言って、自分が行きたいところに強引に行くよ。それに、お姉ちゃんは、ぼくを待たせっぱなしで摘み草なんてしないしさ。これって、ぼくはとても嬉しい!・・・うん、お姉ちゃんには、ゆったりした時間があるんだもの。
 お姉ちゃんは、3月がお誕生日だったので、お母さんが、バースデーケーキを作ったよ。お姉ちゃんが帰ってくる前の夜に作ってるのを知っていたよ。だって、おいしそうな匂いがしてたもの。ぼくも甘いもの大好き!


 「あなたたちの子供のころ以来、デコレーションなんて久しぶり!」って、お母さんが言っていたのを、ぼくはお玄関で聴いていたよ。・・・お母さんって、お料理はするけれど、ケーキ作りはあまり得意ではないんだって。近ごろシフォンケーキは、よく作るけれどね。お母さんは、ときどきぼくの傍にお皿を持ってきて、一緒に食べさせてくれるよ。一度、あのシフォンを丸ごと食べてみたいなあ。でも、お母さんはいつも言うよ。「クマちゃんは、歯を磨かないからたくさんは食べられません。」ってね。


 お姉ちゃんは、お店のお客さまのお手伝いをしたり、ウッド・デッキでお母さんとご飯を食べたりしてたなあ。お母さんとよく車で外出していたけれど、また楽しそうに帰って来てくれたんだ。


 でも、また突然いなくなったよ。まだ夜が明けていない暗い時間にさ。お母さんがどこかに連れて行ってしまったんだ。お姉ちゃんがいなくなる前の日、ぼくに「おりこうさんにしててね。また帰ってくるからね!」って何度も何度も言ったよ。「お母さんのことお願いね。」とも言ったよ。


 お母さんは、明るくなってから一人で帰ってきて、とっても小さな声で、ぼくに「ただいま!」って。ぼくは、お母さんの後からお姉ちゃんが現れるかなって思ったけれど、いつもみたいなお姉ちゃんの匂いはしなかったものな。それでも、ずっとお庭のほうをぼくは見ていた。お母さんが何か言っても、ぼくはずっと見ていたよ。・・・自分の鼻が悪くなっているだけで、もしかしたら、また「クマちゃ〜ん!」っておねえちゃんの声がするかもしれないって。でも、やっぱりお姉ちゃんは現れなかった。


 ぼくとお母さんは、きっと同じ気持ちだったかな?ぼく、大好きなお散歩にも行きたくなくって、ご飯も食べたくなくって・・・、な〜んにもしたくない気分だったなあ。お母さんは、ぼくのこと心配して、何度もやって来てずっとぼくを撫でてくれたけど、ぼくどうしようもなく悲しくってさ。
 お姉ちゃんが、お母さんと笑ったりおしゃべりしている声を聴くのが、ぼくはとっても嬉しかったのに・・・。


 昨日は、お姉ちゃんがいたときのように、夜はお玄関で寝かせてくれたけれど、もしかしたらお姉ちゃんが、「ただいま!」って帰ってくるかもしれないって、いつもの毛布のお布団には寝ないで、お玄関のドアの傍で、ずっと外を見ながら待っていたよ。ぼくのお母さんって、やっぱりお姉ちゃんなんだもの。


 お姉ちゃん、どこに行ってしまったのかなあ?お母さんが、しょんぼりして帰って来るときって、いつもお母さん一人で帰ってくるんだ。突然やって来て突然いなくなるのがぼくには、どうしても分からないよ。


 でも、お姉ちゃんが言っていたように、いい子にしていたらまた会えるよね。それに、ぼくは、お姉ちゃんとの約束どおりにお母さんを守ってあげなくっちゃ!お母さんだって、ほんとうはとってもやさしいんだ!


 お姉ちゃん、ぼくとお母さん、今日は元気になったよ!お姉ちゃんも元気でいてよね。そして、またぼくに会いに来てね。お母さんに、たくさんおいしいもの作ってくれるようにお願いするからさ。お母さんってさ、それしか出来ないんだって、いつも同じことばっかし言ってるよね?ぼく、もうお母さんの言うこと覚えちゃった!
 それじゃあ、待ってるからね。お姉ちゃん、大好きだよ!
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