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落雷2009-08-10
 もう、ひと月近く前の話になりますが、7月21日(火)、初めて落雷に遭遇しました。
・・・何でこんなに時間が経過したのかといいますと、UPすることをすっかり忘れていたからです。せっかく原稿を書いていましたので、遅ればせながらUPすることにしました。


 昼前から、雨が降り出し雷雨になりました。最初は遠くに聞こえていた雷でしたが、次第に大きくなってきましたので、玄関横に隣接している犬小屋(昔の、屋外のトイレを改造したコンクリート製のもの)から、犬のクマを玄関の中に避難させてやらなければと思いました。たいていの犬は、雷をひどく怖がるものですが、家のクマも例外ではありません。
 玄関を出ると、クマは私の助けを待っていましたとばかりに、雨に濡れた身体で、怖かったことを私に訴えました。建物の中に居れば雨に濡れることはないのですが、怖くてじっとしていられなかったのでしょう。


 クマのリードを引っ張って、玄関の敷居を跨いだ途端、いきなり、何だか訳の分からない光と凄まじい音に包まれました。でも、どんな音がしたのだったか、今もってどうしても思い出せません。バチバチバチバチバチ・・・!という音がひどく長く続いていたのが、今でも耳に残っています。


 私の両足は、玄関のスチール製の敷居を跨いで玄関の中に入っていましたが、クマの身体はまだ半分しか入っておらず敷居の上でした。クマの身体と敷居のレールの周りで、30cmほどの幅の青白い炎のような光がしばらく漂いました。同時にクマは、キャン!と叫びました。一瞬、何が起こったのかと呆然と立ちすくんでそれらの現象を眺めていました。音も映像もほんの数秒だったかもしれませんが、それらの出来事が、スローモーションのようにゆっくりと見えました。近所の方の話では、ものすごい音だったと聞きましたが、衝撃で神経がぶっ飛んだのかもしれません。(幸い、クマも私も、無傷で無事でした。)


 部屋に上がると、点けていたラジオが、止まっていました。雷が聞こえてからパソコンは、スイッチは消していたのですが、コンセントや電話線を抜いていなかったために、モデムとルーターがやられました。しかし、不思議なことにパソコンは、正常に起動しました。


 実際、どこに落雷したか分からないのですが、あとで庭に出たら、別棟の離れの前に、直径1・5cmほどの大きなケーブルが10数cmほど切断され、両端が焼けて転がっていました。・・・未だにどこのケーブルなのか分からないのですが。
 私の敷地内に無線のアンテナがあり、その先に避雷針が付いています。九電柱と並んで、九電柱より高く建っているのですが、多分そこに落ちたのではないかと想像します。(前入居者がハムをされていました。)


 あとで、お向かいの和代さん宅に行ったら、「無事だったぁ?あなたのところの避雷針に落ちたみたい!あそこでものすごい音がしたよ!怖かった〜!」と私の庭を指差して言われました。「避雷針があったから、近所の人は助かったのよ。」とも。でも、どうでしょう?避雷針ならぬ、“誘雷針“になってしまったのかもしれません。
 和代さん宅は、電子レンジがやられたと言われていました。そのほか、周囲のお宅では、電話回線、電話機、パソコン、TV、風呂のボイラーなどがやられたようでした。


 NTTのモデムとルーターを付けていましたので、早速その分は取り替えてもらって安心したのも束の間、インターネットにはつながりませんでした。パソコンは免れたと思ったのでショックでした。


 でも、私には、こんなとき、すごい助っ人がいます。電話で、次々とテストすべきことを私に指示して、LANボードがやられているようだと診断してくれました。


 夕方になって、言われるままに、LANボードを買いに行きました。わずか、800円でした。
LANボードを取替え、ドライバーをインストールすると、たちまちつながりました。マザーボードがやられていなかったことと、助っ人の的確な診断結果に感動でした!


 LANボードを買い求めるとき、店の人は、「カードでなくて、スロットの方がダメージを受けている可能性がある」と言っていましたが、後でインターネット開通報告をしたときにそのことを話すと、「テストの結果が出ているので、そんなはずはないです!」と私の助っ人は言いました。
 と、そんなわけで、私の“耳と心の友”のラジオも買い替えましたが、最小限の被害で済みました。


 しかし、落雷のときって、あんなに、青い光になってあちこちに電気が走るのでしょうか?その夜は、ネットで落雷の体験談を探してあれこれ読み漁りましたが、知りたかったことにたどり着くことは出来ませんでした。そして、自分が、雷のことを全く知らないということも分かりました。


 少しだけ分かったことがあります。避雷針の電柱から地中に吸収されなかった電気は溢れて、辺りに電気を通しやすいものがあればそちらに向かい、雨に濡れた地面も走るのですね。玄関のスチール製の敷居と濡れたクマの身体も、放電先のひとつになったのでしょう。


 雷は、電線から入ってくるとは限らない。アンテナ線や電話線からも多いようで、アース線からも入ってくるらしいです。TVが火を噴くことは、よく聞く話です。火災なども起こりますものね。TVや冷蔵庫や洗濯機などは、アースからの逆流で故障するということも納得です。水道管などから入ってくることもあるようです。落雷のとき、水道を使っていると、そこから感電することもあるとか。先日の現象を見て、実感しました。
 車の中、電車、飛行機は確実に安全らしいので、今度からは、クマと車の中に避難しようと思いました。


 雷の鳴っているときには、最低でも電気のコンセント、アダプタ、ルーターからも電話線を抜くこと!電気の下や電気製品の傍に行かない。これが、教訓になりました。そして、おかげで日ごろできない(なかなかしようとしない)パソコン周辺の大掃除が出来ました。
コメント
とても具体的で状況がはっきり見え、その上での
的確な処置さすがと感服しました。

私も高齢者の義姉2人守る立場、このようなきびきびした判断と処置参考になりました。

盆送りも済み、嫁から又宙にもどります、、

追伸 
(大切な時間又戻されてほっとしました。又ブログでの交流よろしゅうに)
(  宙 2009-08-16)
 宙さま、こんばんは!
 お家を守るって大変なのですね。
ずっと、お嫁さんのお立場でお努めをなさってこられたのでしょう。宙さまの一面を垣間見る気がいたします。お盆もお疲れさまでございました。

 これからは、またブログが書ける時間を作れるようにしたいです。ブログは、私のストレス解消法です。拙文ですが、いつも応援ありがとうございます。
(“野の花” 2009-08-16)
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