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「求めない」という本2009-11-01
 ヘルパー先の奥さまから昨日、加島祥造さん著の「求めない」というご本をいただきました。


 はじめに・・・で始まる文章には、次のような言葉が書かれていました。


誤解しないでほしい。
「求めない」と言ったって、
どうしても人間は「求める存在」なんだ。
それはよく承知の上での
「求めない」なんだ。


食欲性欲自己保護欲種族保存欲


みんな人間のなかにあって
そこから人は求めて動く・・・それを
否定するんじゃないんだ、いや
肯定するんだ。


五欲を去れだの煩悩を捨てろだのと
あんなこと
嘘っぱちだ、誰にもできないことだ。

「自分全体」の求めることは
とても大切だ。ところが
「頭」だけで求めると、求めすぎる。
「体」が求めることを「頭」は押しのけて
別のものを求めるんだ。
しまいに余計なものまで求めるんだ。

じつは、
それだけのことなんです。
ぼくが「求めない」というのは
求めないですむことは求めないってことなんだ。


すると
体のなかにある命が動きだす。
それは喜びにつながっている。


だけどね、
意外にむずかしいんだ、だって
わたしたちは
体の願いを頭で無視するからね。


ほどよいところで止める・・・それがポイントだ。でも
それができなければ、ときには
もう求めない
と自分に言ってみるだけでいい。
すると、それだけでもいい気分になると分かるよ。


あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。
一茎の草でもね。でも、
花を咲かせたあとは静かに
次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、
そう思うのです。


 長年ご主人のお母さまと生活を共にし、辛いことも多々あったでしょうに、恨むことも嘆くこともせずに前向きにとても明るく笑いながら、今ではご高齢になられたお母さまの介護をされています。


 私もそこのお宅に滞在する時間が徐々に増え準家族のような関わりを持たせていただいていますが、そこの奥さまやお母さまとお付き合いを密にするうちに、どんどんはまっていきます。


 お母さまもとても愛おしいです!
でも、私がはまるもうひとつの理由は、奥さまの存在です。


 怒らない、こだわらない、疑わない、妬まない、焦らない、愚痴らない、求めない・・・
いろんな経験の中から、ご自分の人格を形成してこられたんだなあと改めて思います。


 そんな奥さまがくださったご本に奥さまのやさしさを知ります。


 人のやさしさに触れると嬉しいですね。自分までがとてもやさしくなったような気分になります。
 ”癒される”って、自分の心がやさしくなったり純粋になったりすることなんですよね?


 このご本は、次のような言葉がずっと続きます。
私が気になる文章だけを抜粋してみました。

 

求めない・・・
すると
いまじゅうぶんに持っていると気づく


求めない・・・
すると
自然の流れに任すようになる


求めない・・・
すると
ほんものをさがしている自分に
気づく


求めない・・・
すると
自分のセンター(中心)が見えてくる


求めない・・・
すると
いま自分にあるものが
素晴らしく思えてくる


求めない・・・
すると
もっと大切なものが見えてくる
それは
すでに持っているもののなかにある


求めない・・・
すると
ひとの言うことが前より
よく分かるようになる
そして
ひとの話をよく聞くようになる
すると
ひとは
とても喜ぶものだよ
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