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小春の笑顔2010-01-18
 犬連れて 春を探しに 野を歩く
 今日は、久々にやわらかな陽ざしが戻ってきてお日さまの光が嬉しい一日でした。


 連日のお泊りでクマに寂しい思いをさせていましたので、午後から日向ぼっこを兼ねて野道をどこまでも歩きました。喉が渇くとクマは小川に下りて水に浸り、水を飲みました。
 オオイヌノフグリが寒で焼けた葉っぱの中から、淡い水色の花を無数に咲かせていました。ぺんぺん草も所々に見つけました。
 ルリビタキの若鳥(♂)?も見つけました♪枯れた葦の茂みでは、アトリに似た鳥たちが忙しそうに出入りしていました。・・・鳥の名前がよく分からないのが残念!

 
 昨日は、お嫁さんに連絡を取り、台所仕事でもいいから来て欲しいと言われて、畑の野菜や菜の花を持ってまた出かけました。・・・ごめんね!ごめんね!と何度も言ってくださるお嫁さんがいっそう不憫です。


 「お母さん、あきこさんが来てくださいましたよ!ほら、こんなにきれいな菜の花を持って!」
「ああ〜、いらっしゃい!こんにちは!・・・まあ、きれいかねえ!」
にっこり笑顔のお母さん、嬉しそうな満面の笑みでした!


 胸の中が、涙でグシャグシャになりました。お嫁さんと目を見合わせ、頷き合いました。
 お母さんの笑顔に、心の雲がたちまち吹っ飛んでしまいました!お嫁さんも、長い夜をまた私に託すことができるのでほっとされたようです。


 昨夜のお母さんの食事のお席は、息子さんの隣になりました。私が料理した夕食の鯖の味噌煮が少ししょっぱいとぶつぶつ言いながらも召し上がりました。
 他に、芥子菜のジャコ煮、淡竹(はちく)と薄揚げの煮物、掘りたてのじゃがいものサラダ、蕪の味噌汁。淡竹は、昨年から冷凍保存していたものです。


 昨夜は、やっとお風呂にも入られました!
「クンクンクン・・・お母さん、いい匂いねえ!お肌もとてもきれいになりましたよ!やっぱ、垢抜けしたんですよ!」
「ほんなら、やっぱ毎日入らんばたい!ははは・・・」


 すっかり忘れていらっしゃるのでしょうか?それとも、少しは覚えていらしたのでしょうか?しかし、先日のことを蒸し返されることはありませんでした。覚えていらっしゃるのかも?と思えたのは、あまりにもお母さんが私に優しかったからです。


 一緒にお部屋に入ってもいつもより笑顔が多く穏やかでした。3時まではビデオを観て、それからお喋りのお相手。・・・だけど、まだまだ油断はできない、これからだぞ!いつ爆発するんだろう?と内心構えていました。
 

 「あんた、今日はどこに寝ると?あっちの部屋?・・・そこの椅子を移動したら広くなるけん、そこに寝てもいいたい!」
「ふ〜ん!そしたら、お母さんと一緒に寝ようかな?」
 お喋りは、また夜が明けるまで続き、眠そうな私を気遣いながらも止まることはありませんでした。


 今夜は、娘さんが夜の担当です。あのお部屋で一緒に過ごす最後の夜なのかもしれません。
 息子さんも娘さんも、そしてお嫁さんも私も、それぞれの想いを持って今夜を過ごしています。明日は、午前中にお母さんの元に行きます。・・・辛い一日になるかもしれません。
コメント
偶然ながら、今日なじみの喫茶店で、ママさんに涙ながらにお姑さんの介護のつらさを話してる方がいらして、あんた私の世話するためにきたんだろ、としっかりしてありがとうの一言も無い何十年とか、、、

きれいなかたなのに、疲れ果てた顔してらっしゃたのに、胸が詰まりました。
私のわずかな介護は、真似事におもい
あとは ノーコメント です。
菜の花のやさしさが伝わってますように、、、、
(そら 2010-01-18)
 宙さま、お返事が遅くなりました。

 お嫁さんの修羅場の日常生活が思い浮かびます。報われない苦労は、ストレスしか生まれませんよね?ストレスに蝕まれる身体が心配です。

 様々なお年寄りと身近に接していると、やがてやって来る自分の老後を真剣に考えてしまいます。介護する側と介護を受ける側・・・私の周囲も、たいていの人が自分の両親の介護に携わっています。
(“野の花” 2010-01-22)
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