スミソニアン博物館群や美術館は、あまりにも多すぎていったいどこに行って、何から見たらいいのやら分かりません。世界一のミュージアム!?すごいことにすべて入場料無料です!
ウィキペディアによれば、1848年イギリス人の科学者ジェームズ・スミソンが、「知識の向上と普及」にと委託した遺産を基金としてつくられた・・・とあります。また、スミソニアン協会は1億3,650万点もの文化遺産や標本を所蔵し・・・とも。
すご〜!!
そんなスミソニアン博物館群を改めて調べてみると、こんなにたくさんの建物がありました。
それでも、これはアメリカのほんの一部分です。
アーサー・M・サックラー・ギャラリー
芸術産業館
フリーア美術館
ハーシュホーン博物館と彫刻の庭
国立航空宇宙博物館
国立アフリカ美術館
国立アメリカ歴史博物館
国立自然史博物館
国立肖像画美術館
国立郵便博物館
スミソニアン・アメリカ美術館
アナコスティア博物館
国立動物園
クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館
国立アメリカ・インディアン博物館 |
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航空宇宙博物館には、1903年にライト兄弟が最初に運転した動力飛行機の実物(ライトフライヤー号)、大西洋を横断に成功した最初の一人乗り用有人飛行機の実物、史上初の実戦ジェット戦闘機(Me262)、月面着陸に人類史上初めて成功したアポロ11号宇宙船司令室や月の石の標本などの数々が展示されているということでした。最初はここにも行く予定でした。
結局、私たちが立ち寄ったのは、ナショナル・ギャラリー・オブ・アートでした。これがまたとてつもなく大きな大理石造りの美術館です。
「1937年、銀行家アンドリュー・メロンが、美術館設立のための基金と、自身の美術コレクションを連邦政府に寄贈したことに始まる」とウィキペディアには書かれています。
ギャラリーには初期ルネサンスからアメリカ現代美術までの傑作が、イタリア、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スペイン、イギリス、アメリカ・・・などに分けて93の展示室に展示されています。
一応パンフレットを見ながら取り敢えずと入った部屋でしたが、どうもルネサンス期や印象派の部屋に入ったようでした。(広すぎてさっぱり分からないのです。)レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピカソ、クロード・モネ・・・とその豪華さ、所蔵の多さに目を見張りました!本物がこんなにたくさんある!!見ても見ても見ても無尽蔵のように部屋は続きました。
昔は、世界の大家の美術展がやって来たときには、よく美術館に通ったものでしたが、数枚の本物を見ても感激したものです。しかし、規模が違いすぎます。(比べるほうがおかしい!)この美術館だけでも、西館、東館と分かれていて、西館の長さは250mもあるということです。(ハア〜!) |
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写真を撮るのも自由でした。なのに撮ったのはわずか2枚だけ。今まで絵画を写したことがなかったので、手持ちのカメラでちゃんと写るとは期待していませんでした。だけど、それなりに撮れています。こんなことなら、もっともっと撮りまくればよかったと思いました。また今度・・・なんてことできないのですから。(クッ〜!)
数10の部屋を歩き回りましたが、私たちは、もう既にかなり歩き疲れていました。豪華な絵画を目の前にして惜しいことながらすべての部屋に行く気力が次第になくなってきました。まずは、この美術館だけを目当てに朝から来なければならなかったようです。
ナショナル・モールの見学は一日の予定でしたから、どうにも時間がなかったのですが、今思うとホロコースト記念博物館にも行きたかったなあと思います。ホロコーストについては、昔からかなり関心があります。特に、「シンドラーのリスト」は、映画も本も繰り返し観たり読んだりしました。(でも・・・、英語の説明が読めないとどうしようもなかったでしょか?)
元々、ワシントンD.Cの周辺にどんな観光スポットがあるかも全く無関心で行った今回の旅行でした。今度は、ツアーで一人でもいいので、もう一度ナショナル・モールに改めて行ってみたいです。それから、ネイティブアメリカンの住む場所にも。 |
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美術館を出て、公園の外側を大通りに面してまた歩きました。車を置いてきたリンカーン.メモリアルまで引返さなければなりません。それに、これからの帰り道にはまだホワイトハウスも待ち受けています。
時間的にはもうすっかり夕方でしたが、お日さまはまだ高く陽射しが照り付けていました。こちらは、8時半を過ぎなければ日が沈みません。だけど、外に出て木陰の多い道を歩いているとまた元気になってきました。
今回の旅行で、私はバスや大型トラックの写真もよく撮りました。色彩豊かなセンスの良さはまさに私の中のアメリカのイメージでした。・・・それでも、普通乗用車は日本車の多かったこと!見慣れた車ばかりが走っていました。
この大通りに面する道を歩きながら、車道を見ると、広い車道の真ん中を一輪車や自転車が走っていました。なんと危険なことを!と思いきや、実は自転車などの車線が中央に広く設けられていたのです。これにもびっくり! |
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右の画像が、ホワイトハウスです。周りを取り囲むフェンスには、観光客の群れがぶら下がるようにひしめいていて歩道を歩けないほどでした。ワシントンD.Cに来たからには、ほとんどの人が訪れる場所でしょう。早朝にチケットをもらえば、中も見学できるということです。
アメリカという大国を管理しているこのホワイトハウスは、アメリカ政府の中枢であり、世界中に影響及ぼしている場所。戦争もここから生みだされているのか・・・
このホワイトハウスを見て、浮かれ気分が正されちょっと真顔になりました。いろんな国の観光客も、きっと様々な思いを持つことでしょう。
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