朝の出勤前、6:25に「おはよう〜!」と声をかけて覗きました。
目が合いましたが、ふかふかベッドに体を埋めていて微動だにしませんでした。
曇天で暗かったのでフラッシュをたかせてもらいました。
その後、9時ごろに覗いた家族も、同じ状態の母鳥を見ました。
孵化まで何日くらいかかったかなあ?と、昨年の瞬間を逃すまいと、みんなでワクワクと楽しみにしていました。 |
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ところが、10時前、家族が巣箱を覗いて卵がなくなっているのに気がつきました。親鳥もいません。巣をひっくり返して探しました。
「え〜?どこ行ったんだ!」・・・と、見ると、巣の中に蛇の尻尾が!
家族は、私が10:30に帰宅するまで、郵便受けの蓋で蛇の尻尾を挟み生け捕りにしていました。体長40cmほどの小さな蛇でした。 |
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野生の生き物たちは、みんな必死で生きていますから蛇を責めることはできませんが、それでも、雛の誕生を待ち望んでいた私たちは落胆しました。
巣箱の下に落ちて無残に割れていた数個の卵。なぜ食べ残したのでしょう?お腹が空いていたのなら全部食べて欲しかったです。
安心して飛び立たせて上げれると何の疑いも持たなかったのは、私たち人間だけだったのでしょうか?惨事が起きるなんて、それこそ”想定外”のことでした。守って上げれなかったことへの申し訳なさでいっぱいになります。
蛇が襲ってきたとき、親鳥は巣箱にいたのでしょうか?それとも不在だったのでしょうか?
不在だったと仮定すると、親鳥は、もしかして、私たちが危害を与えたと思っているかもしれません。だって、卵がなくなっているのに気がついて鳥さんのベッドをひっくり返して探したのですから、人間の匂いがしっかりついていたことでしょう。
事故後の数時間は、巣箱を覗きに来たり電線の上でしきりに鳴いていました。
一度危険を察知するともう二度と戻ってきてはくれないのでしょうか?
無念です。
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