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毎年この季節になると、裏の清さん（８２歳）が、近くの川から沢蟹を取ってきてくれます。
「冷凍庫に入れておいて、正月用にとって置かにゃ！今食うたらいかんよ！」と毎年同じ言葉を聞きながら、沢蟹をいただきます。
いつもは生きてるものですが、今年は、ボイルしたものをいただきました。
「冷蔵庫の一番下ん段に入れとかなよ！」と念を押す言葉が続きます。
と言うことは、清さんところの冷蔵庫は、最新式のものなのでしょうか？
１０年以上前に購入した我が家のものは、フリーザーは、一番上についています。
昔から、この地域では大切なおせち料理の一品だったようです。
特別良いお味でもないのですが、可愛いし、色もきれいで、おせちに飾ると華やぎます。
近くの川では、”つがに”も取れます。
近所の方たちは、「つがにを食べたら他のもんは食べれん。」と言います。
とても美味しいらしいのですが私は、まだ食べたことがありません。
昔のガキ大将だったおじさまたちは、休みの日になると、つがに取りに余念がありません。
しかし清さんは、沢蟹専門です。
これをいただく時期になると、ああ、もうそろそろ師走なんだなあと、心も少し忙しくなってきます。
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