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お利口の”りこちゃん”part22014-10-18
 我が家の子になって3週間近くが経ちました。
 みんな性格が違うのは当たり前ですが、りこちゃんは、賢い子です。
分をわきまえていて社会性も十分あります。
社会性というのは、育て方で身に着けるものかと思っていましたが、そうではなさそうです。
この涼しげな表情の奥には、野生の感と共に常に先を見通そうとする大人びた気概が感じられます。
 りこちゃんを家に入れたとき、ふくちゃんが面倒を看てくれることを当てにしていたのですが、ふくちゃんもキジーと同様、子ねこと言えども新参者には厳しく威嚇してなかなか近づけてはくれませんでした。

 なのに、これは3日目の画像です。
寝ているふくちゃんに、そっと近づけてみると、眠りこけていたのか何にも言いませんでした。
最初は緊張のりこちゃんでしたが、そのうち安心して寝てしまいました。
まだまだ母親の温もりが恋しくてたまらない時期ですもの。

 そして、5日目、同じようにふくちゃんの寝ている隙にりこちゃんを寝かせると、ふと目を開けたふくちゃんが、なんとりこちゃんの頭を母親のようにペロペロと舐めだしました。
一緒に寝ていると、模様も同じだしほんとうの親子のようです。

 それ以来、ふくちゃんは威嚇することをしなくなりました。
今から寒くなるし、一緒に寝れば温かいのですから仲良くして欲しいものです。
 わずか5日で、ちょっと大人びた顔になりました。
眠たくなると一人で寝ようとはせず、必ず膝の上に来ます。
しなやかで穏やかな子です。
可愛がられる術を知っています。

 この子が来てから、ふくちゃんが変わりました。
ふくちゃんは、今までデレ〜として甘えん坊で仕方がなかったのに、急に自立しました。
あんなに1日中ニャーニャーと鳴いていたのに、ぴったりと鳴くのを止めました。
まるで、乳離れをしたかのように。
人を見ると、膝の上に乗りたがっていたのに、それも止めました。
「寒いよ」も「眠いよ」も「お腹が空いた」も言わなくなりました。

 子供を前にして甘えん坊の自分が恥ずかしくなったのかしらとも思ったのですが、やはり、もう自分がいちばんではないということを悟ったようです。
 表情も少し厳しくなって、もうあの間抜けな今までのふくちゃんではありません。

 ふくちゃんは、家の中の寝心地のいい場所を探して一人で寝るようになりました。
家には、私と叔母のベッド、籐椅子の上のふかふかお座布団、ソファーの上のお座布団、ねこ用のドーム式のふわふわお家など、何か所も温かで上等な寝場所があります。ウッドデッキにも、陽だまりのテーブルにねこ用のお座布団が置いてあります。シャム親子用の大きなお布団入り段ボールもあります。

 キジーは、相変わらず家出中で妥協してはくれませんが、お昼間に、叔母の住居の離れに、他の2匹を入れないようにして缶詰をもらったり安眠をさせてもらっています。
 本格的な寒さが訪れれば、私のベッドに帰ってきてくれるだろうと思っています。

 ねこたちの感情の移ろいを目の当たりにして色々興味深いです。
 りこちゃんは、家の中を走り回って元気を持て余し気味だったので1週間くらいで外デビューをさせました。
そしたら、外で走るは走るは、木登り、虫取り、朝から夕方まで1日中走り回っています。
疲れたら少しだけ寝ますが、睡眠時間はほとんど夜だけで、ねこらしからぬねこです。眠さで目も潰れかけながら、尚も遊びたそうです。
ウッドデッキのシャムの子供たちにも遊びを仕掛けてタックルを組んだりと仲間づくりも上手です。

 ところで、ねこの性別は子供のころは分かりにくいのですが、女の子だとばかり思っていたりこちゃんが、どうも男の子のようです。
どおりで動きが活発過ぎると思っていました。

 ふくちゃんにすっかり甘え慣れて、姿を見れば常に飛びかかっていくので、母性が湧いてきたふくちゃんも閉口しきっています。
一緒に遊ぶには、ふくちゃんは少し歳を取り過ぎています。

 この画像は、りこちゃんに飛びかかる隙を与えず頭を押さえつけているところです。
ねこパンチではありません。
「いい加減にしなさい!あまりオイタが過ぎると本気で怒りますよ!」と諭しているところです。
怒りながらも、爪は出してはいません。
こんな姿を見るにつけ、ふくちゃんが急に脱皮して大人になったことを感じます。


 キジーも一緒に3匹で仲良く暮らしてくれるのが夢なのですが、歳を取って気難しくなっているのは、もう治りようがないのでしょうか。かなり意固地なキジーです。
ねこの感情も複雑で、人間とちっとも変りません。
そして、10猫10色です。


 それにしても、家に拾われたねこは、みんなしあわせだなあ〜と思います。
しあわせそうなねこを見ると、私もしあわせになります。
キジーが早く平穏を取り戻してくれればいいのですが・・・。
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