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七草2016-01-07
 春の野に 膝折り探す 七つ草

 今日は七草の日です。
昨日のうちに、家の周りで摘んできました。

 ほんとうは、今日摘みに行くつもりでしたが、今年は娘や息子にも、そして友達にも食べさせようと思いたち、今日に間に合うように送りました。
私と住んでいるときは、ずっと食べさせてきました。

 娘は、広島県の山間部に住んでいますが、田畑も広がっているので自分で摘もうと思えば可能です。
でも、教えたことがないので野草の名前を知りません。

 そんな娘に、もうまもなく初めての子供が生まれようとしています。
私にとって、初めての孫です。・・・多分、女の子誕生
生まれ来る孫のことを考えると、今のうちに娘にも七草を教え伝えておかなければと思いました。
そして、娘は、自分の娘にも伝授していく。

 調布市に住む息子にも。
まだ独身ですが、料理は自分で出汁も取り結構作ります。
やっぱり、ふるさとの味は残しておいてやりたい。

 もう一人は、神奈川に住むバレーダンサーで、会社経営の忙しすぎる女友達。
彼女のママは、91歳。

 この3人には、私の作った野菜やお惣菜を頻繁に送っています。
子どもたちには、月に2度も、友達には、月に一度か二月に一度。

 私は幼児の頃、祖母に連れられて七草摘みに行っていたのを覚えています。
田んぼの、氷の張った冷たい水たまりで田芹(たぜり)を採っていたことも。
昔の冬は寒かったからですね。でも、ワクワクしていました。

 母が早逝したので、祖母が私の幼年時代、子供時代の思い出の大半を作ってくれました。
料理の味も、野草の料理も思い出すのは祖母の味ばかり。
ですから、七草もまた祖母の味です。

 私が元気なうちに、少しは日本の古来からの伝統も伝えておかなければと思ったのですが、それでも、もしかしたら誰も興味を示さないかもしれないとも思いました。

 でも、でも、予想に反して、みんな嬉しそうに、懐かしそうに七草粥を作って喜んでくれました!
娘は、お粥の画像をメールで送ってくれました。
お粥が苦手だった夫君が、こんな美味しいお粥は初めてだと言って食べてくれたと。
芹の香りは、ほんとうに食欲をそそりますからね。
息子は、私のアドバイス通り、ダシ用に鶏肉を買って帰ったと言いました。(もちろん、和出汁にプラス)
友達のママも、大感激で電話をくれました。
「本物の七草なんて!今日は風邪を引いちゃってるけど、お粥を食べて元気になります。」と。

 よかった!よかった!
とてもほっこりした気分になりました♡

 昨日は、昼食後七草摘みに行って、洗って泥を落とし、一品ずつ名前を書いてそれぞれに包み七草セットを作りました。
送り終わったらもう夕方、5時になってしまって日が暮れました。

 摘んだ前日が雨だったので、
「君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手は 露に濡れつつ」でした。
・・・ほんとうは、わが衣手に 雪は降りつつ・・・です。

 今まで出来なかったことが、リタイアして自由にできるようになりました。
焦らなくても、明日も明後日も自由な時間が使えるなんて夢のようです!


 七草のそれぞれの画像は、私の「庭のアルバム」の1月7日の分に掲載しましたので興味ある方はご覧ください。
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