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広い麦畑を渡る風も、少しずつ夏色に変わりつつあります。
ビールを作るための大麦、小麦粉のための小麦がすっかり色づき、刈り取りの時期を迎えようとしています。
今年の冬は、寒さがとても強く、雨も多かったので麦の成長がとても危ぶまれた時期がありました。寒さで発芽した苗が、なかなか大きくなりませんでした。そして、5月には入ると長雨が続き、せっかく成長した麦に病気が入る恐れがありました。麦の根は、湿気が多いと根腐れを起こします。農家の方は、そんな麦の成長を、ずっと気をもみながら世話を続け、やっと刈り取りにこぎつけようとしています。
実は、“野の花”の隣家が、麦を栽培している農家なのです。
ですから、私もそんな気持ちを共有しながら、クマ（愛犬）の散歩とともに見守り続け、無事に麦の収穫ができることにほっとしています。
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