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小さな春2007-02-07
 このところの暖かさで、土筆が顔を出し始めました。少し硬そうで緊張の衣が解けないような表情をしています。地上偵察員的な使命を持った勇気ある行動のようにも見えます。まだ、摘むところまでにはいきませんが、これからぼちぼち賑やかになっていくことでしょう。
 
 早春の田んぼには、腰をかがめてしか見えないような小さな花々が咲いています。オオイヌノフグリやナズナ(ペンペン草)、タネツケバナ、ミミナグサ、ハコベなど、私の大好きな花たちでいっぱいです。
 これは、ノミノフスマという花で、花自体は、ハコベに良く似ています。この純白で可憐な姿に、私はよく田んぼの真ん中に座り込んだまま、しばしこの花に見とれてしまいます。
 この春の野の花が咲く時期は、犬のクマにとっては、とても迷惑な時期で、少し歩いては道草ばかりして地面に顔をくっつけて動かなくなる”お母さん”が、とても理解できません。
 これは、キュウリグサです。(写真が下手くそですみません。)
この花は、”忘れな草”のミニチュア版のような花で、目を凝らさないと見えないような、数ミリの小さな小さな花です。、”忘れな草”は、これが品種改良されたものではないかと私は、勝手に思っているのですが・・・?
 キュウリグサという命名は、この葉を揉むとキュウリのような匂いのするところから付けられたようです。
 しかし、いわゆる雑草といわれている命名には、人権(草権?)を無視するような可哀想な名前がついているものが多く、そういうものだと思わないと少し悲しいものがあります。あちらさまにしてみれば、人が愛でるのも、名前に拘るのも、「人間が勝手につけて、僕たちには関係ないもん!」というところでしょうが・・・・・。


 ”木の芽時”と言われるこれからの光輝く季節は、私にとって、目が落ちるほど野の花を見つめすぎ、土に埋もれて心中してしまいそうになるくらい狂喜する、大好きな大好きな一番きれいな季節なのです!この、大地の上に生きる歓び、自然を思う存分満喫できる幸せは、会社勤めをしているときには、とても叶わない夢でした。この日本の野の花の風景が好きなのですから、雪国や、南の島や外国にはとても暮らす気にはなれません!
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