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つくし本番2007-02-16
 裏庭に橙を採りに行ったら、びっくり!つくしがびっしり生えていました。まだまだと思っていたのに、いつの間にかこんなに春が来ていたなんて驚きです。
 庭につくしが生えるということは、痩せ地の証明のようでおかしいのですが、裏庭にはまだなかなか手が回りません。
 ヒョロヒョロと痩せ地の”痩せつくしんぼう”です。・・・去年までは、つくしもこんなに庭の中央までは張り出していませんでした。もうすぐしたら、今度は、ドクダミが芽を出しいっぱいになってきます。
 つくしもドクダミも、他所で見るといいのですが、地下茎の繁殖力が強すぎるので大変です。深く深く、30cm以上は根っこを掘らないと取り除くことができません。他の植物が負けてしまうので困ります。
 痩せていてもと、お客さまのために夢中で摘んだのですが、部屋に戻ると、裏のおじいさん、清さんがいつもの如く、「おっとなぁ〜!」(居るの?)と言いながら、上がりこんで来たところでした。・・・いつも声と同時に、返事をする間もなくキッチンに姿が現れます。
 「ほれ!つくしたい!」と、小袋いっぱいのものを目の前に突きつけます。
「へ〜え!こんなにたくさん?」と私。家のよりずっと立派なつくしです。
 「早よむかなよ!」(早くむきなさい)と言われるのですが、まだ買い物も、掃除も終わってないので夜にならないと時間がなさそうでした。
 私の時間があるときは、清さんにお茶を入れてあげると喜ばれるます。そしてお茶を飲みながら一緒にむくのを手伝ってくれるのですが、私の、「今は時間がないもん!」に、「よかよか、邪魔せんけん!」と寂しそうに帰って行かれました。
 清さんも82歳になって近頃は、だんだん元気がなくなってこられたのは気がかりです。たまにはゆっくりお茶の相手をしてあげたいのにと思います。


 これからは、つくしの他、つわ蕗や蕗、ウドなどが出始め、それらを処理する私の指は、灰汁(あく)のためいつ見ても真っ黒けの状態です。
 「ちゃんと手は洗っているのですが・・・」と、料理をお出しする度にお断りを言わなければなりません。それでなくとも年中、白魚の手とは雲泥の差の私の手であります!
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