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”きらり九州めぐり逢い”でめぐり逢い | 2007-02-18 |
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昨日の夜は、「きらり九州めぐり逢い」のオン・エアーの日でした。
撮影の日にいらしていたお客さまからも、「いよいよ今日ですね!」なんて言われながらも、いつもの如く夕方になるとすっかり忘れてしまっていました。
しかし、不思議なことに友人から、「あなたが出てる番組がありよ〜よ!」と電話がかかってきたのです。普通だったら、本人が一番知っているはずですから連絡なんてありませんよね!おかしなことです。・・・もっとも、私をよく知っている人なら別ですが。
で、珍しくTVのスイッチを入れました。ほんのちょっとの放送だったのですが、私のシーンが終わらないうちに電話のベルが鳴り始め、それから3時間は電話の応対に追われました。(今日もそうでした。電話を肩に挿みながら料理をしました。)
・・・ああ〜!私は、そんな状態になるということもすっかり忘れていました。
しかし、その中に、高校時代の友人からのもありました。私は、もうすぐ56歳になりますから、40年近くも前に同級生だった人です。特別に仲が良かったわけでもなく、すっかり私の記憶から遠ざかっていた人でした。(ごめんなさい)
『○○高校の出身だったでしょう?私、○○よ、覚えていますか?』
「え〜!!○○ちゃん!きゃ〜!」フル・ネームで彼女の名前が出てきて、顔かたち、声、彼女のことなどが、ものすごいスピードで蘇ってきました。
『他に誰か覚えてる?』と訊く彼女に、出てくる出てくる、たくさんのクラス・メートのフル・ネームの数々!
そのことを年下の友人に話すと、
『あなたって、今のことはちっとも思い出さないのに、昔のことは良く覚えているよね!』って。・・・でも、ほんと、ほんと!それって、年寄りになったってことですよね!夜になると、今朝のことさえ思い出すのが大変なのに!
『Uさん覚えてる?Aさんは?ほらほら、彼女のことは?私たち、今でもみんなでよく会っているのよ!』
『今度、みんなを連れて行くからね!あなたがそんな生活してるって知らなかったぁ!みんなあなたに会えたら喜ぶと思うよ!』
そんな彼女の言葉を聴きながら懐かしくて懐かしくて、夢中で話をしました。
実は私は、その学校へは、父の転勤で3年生のとき編入したのですが、その学校の雰囲気が好きになれなかったので、傲慢にも、新しい友人は作らないと決心したのを覚えています。前の学校の大好きな友人がたくさんいてくれたからです。
その時代の一年間、本来おしゃべりなはずの私が、ほとんど喋らずに本ばかり読んで過ごしたように思います。図書室が大好きで、ヘルマン・ヘッセやサルトルに夢中で・・・。
楽しくもなく、寂しくもなく、借りてきた猫のようにしていました。・・・生意気で跳ね返りで、粋がっていた時代の私でした。
そんな私だったのに、とても親しく懐かしそうに電話をしてくれた無邪気な彼女に心洗われ、その当時の無礼を詫びました。・・・彼女にしてみれば、何のことなのか分からなかったかもしれません。
そういえば、その当時のクラスメートたちは、ずっと長いこと私にクラス会の誘いもしてくれていたのに私は、一度も行ったことはありませんでした。
私は、心の底から彼女たちに会いたいと思いました。
そして、「今度は、私もクラス会に行くから・・・」と言いました。今だったら、きっと彼女たちを大好きになれると思います。
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