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海野さんの「環境学講座」2007-03-27
 3月24日に、海野 薫さんを講師にお招きして第1回目の「環境学講座」でお話をしていただきました。 


 “野の花”で何といっても楽しく嬉しいのは、すばらしいお客さまとの出逢いです。商売のノウハウも知らず、お金の勘定もできないような、ただ飄々と商いとはいえないような暮らしている中で、お金を超えた価値をいつもずっしりと感じています。


 お食事をお運びしては、次の料理を作ることも忘れてしばしお客さまのお話に次々と質問しては、盛り上がってしまいます。ねこや犬のお話だったり(不思議と動物の好きな方が多いんです!)、ガーデニングのお話だったり、自然食、芸術各種、あるいは韓国ドラマのお話だったりとついつい夢中になってしまいます。(とにかくお客さまのお話は面白い!)


 今回講師をしていただいた海野さんも、時々ご来店いただく方でしたが、お食事途中での、元アメリカの副大統領アルゴア氏の「不都合な真実」のお話に興味を惹かれたのが始まりでした。


 最近マスコミで話題になっていますが、バイオマスエネルギー利用の一例として、糖蜜をエタノール化してガソリンに3%混合することでCO2削減の地球温暖化対策が検討されているという話を、私は単純に、それは良いことだと思っていました。しかし、そのエタノールガス1を作るためには、2倍のエネルギーが必要なことを伺いました。特にブラジルなどでその開発が進められているのですけれど、国民の小麦などを作るべき畑が、先進国によってさとうきび畑に変えさせられ、しかもそれで潤っているのは、先進国だけだと。
 海野さんは、現在まさにバイオマスエネルギーの研究をなさっています。

 
 アマゾンなどの熱帯雨林を伐採してコーヒー園を作らせられているのと同じです。安価な牛肉のための牛やカシミール地方のカシミヤのセータのためのカシミヤヤギの放牧など、発展途上国の森林伐採だけを例を上げてもきりがありません。
 そして、そのうまい汁を吸っているのは、先進国といわれる企業なのです。実態を知らない私たちは、その片棒を担いでいます。


 こんなサイトがあります。
http://www.kikori.org/deforest/deforest-03.htm


 一般市民には、国策や企業の都合の悪いことは何も知らされませんので、よほど興味を持って、自分で勉強するしかありません。


 最近、ひょんなことから知り合いになった、アメリカアイダホ州で地球温暖化運動をされているkakoさんという方は、メールで下記のようにおっしゃっています。


 「温暖化問題についてですが、日本では国連の京都会議が行われた97年に一般的に知られるようになったと思うのですが、ここアメリカでは一部の州を除くとほとんど現政府によって隠されてきました。そして、やっと今になって元副大統領のアルゴア氏が作ったThe Inconvenient Truthという映画の封切りと共にふたを開けたように全米に広がったようです。」・・・アメリカでもそうなんですね。


 話を元に戻しますが、そんな環境問題を海野さんとお話をするうち、「こんなお話を私一人で伺うのはもったいないので、ぜひ“野の花”でみなさんにもお聞かせください。」ということになって「環境学講座」が始まることになりました。


 さあ、早く「環境学講座」のリポートをUPしたいのですが・・・なかなか時間が取れませんねえ。
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