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幼馴染2007-05-24
 なかなか滞っているブログですが、5月24日のふたつ目のブログです。
 (また、数日遡って書き記しています。)


 この日は、熊本から母の姉弟と従姉妹たちが食事にやってきました。
 叔父が、阿蘇で20年間やってきた「四季即贅喰」(しきそくぜいくう)という食事の店を人へ移譲することになり、ハードだった仕事からやっと解放されることになったので、その”ご苦労さん会”を野の花”でやろうということになったのです。


 私の母は、もう40年以上も前に亡くなってしまっていましたし、最近まではそれぞれが自分の仕事に方々で活躍していましたので、母方の親戚とのお付き合いは、ほとんど廃れて法事のときに会えるだけの寂しい関係でした。
 

 しかし、定年退職によりみんなが故郷の熊本に戻ってきて落ち着き始めたころ、
そして、私も齢を重ね、叔父叔母と対等に話ができる立場になったこともあって、数年前のとある法事のときから、私たちは、幼馴染が同窓会で出会ったときのように、今までのブランクが途端に消滅してしまいました。
 タイムスリップして、もう40年以上も前の昔話に花が咲き、話が尽きることがありませんでした。
あまりにも楽しかったので、また集まって話をしては大笑いして時間を忘れました。


 私たちには、自然が好き、田舎が好き、土いじりが好き、花々が好きという大きな共通点があります。



 子供のころお世話になった叔父叔母でしたが、70歳を過ぎているので、何かをやろうと提案するのは私の役目で、私がお世話役にさえなれば、みんな賛同してくれます。


 この日は、叔父の家からの蕗を所望していたのですが、とてつもなく大量の物が届き、取材や料理の準備でおおわらわしている私を気遣って、”野の花”のベランダに蕗を持ち込み、4人がかりで蕗の皮むき作業が始まりました。
 「あっこは、忙しかろうけん、皮むき作業は大変かろ。俺たちがむいてやろう!」というわけです。
 4人がかりで2時間、述べ8時間の作業でした。
 ほんとうは、茹でて皮をむくのがいいのですが、キッチンが塞がっていたので生のままむいてもらいました。
 直径30cmほどの桶に4杯弱の量でした。

 
 さらには、洗ったドクダミがまた大量に、ベランダの物干しに吊るされました。”野の花”で使う一年分のドクダミです。”野の花”にもドクダミはたくさんあるのですが、これも熊本からやってきました。
 食事用のお茶に、ウーロン茶やレモングラス、びわ葉とブレンドしてお出ししています。
 そして、叔母は、母の従姉妹の庭(スモール・ターシャ・ガーデン)に咲いていたたくさんの花を活けてくれました。


 ともあれ、おかげさまでみんなが働いてくれている間に私は、食事の用意をしたり、後片付けをしたりすることができました。


 食後には、鹿央町のお土産のあま〜いスイカを食べながら、ワイワイと賑やかに、そしてかなり時間が経ってから、またまた用意していたデザートやお土産の甘いものを食べて夢中でお喋りをしていたら、夜の8時近くになっていました。


 夜道を帰って行く親戚を見送りながら、母からの情報をもらえなかっただけに、親戚の事情や家系のことなどを今のうちに訊いておきたい、そしてまだまだみんなが元気でいてくれるようにと切に願いました。
・・・家族のように、幼馴染のように、いつまでもこの愛しい関係を大切にしたいと。


 そしてこの日は、私の56回目の記念日でした。(もっとも、親戚のものはそのことは知りません。)おかげで幸せな記念日になりました。
 
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