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田植え2007-06-15
 流れる霧で、山々が霞んで見えます。
 待ち焦がれた雨に恵まれて、やっと一斉に田植えが始まりました。
アマガエルたちも、大喜びです。


 それぞれの田に水が入ると、辺りの景色が一変します。
連なった山々が、空の雲が、家並みが鏡のように映し出されます。
昼間もきれいですが、夜になって家並みの明かりが映し出される景色もたまらなく風情があります。


 夜、そんな家並みの灯火が映し出されるのが見たさに、クマと散歩に出かけるのですが、田んぼ脇の用水路を流れる勢いのよい水の音と、夜になったら鳴き出すカエルの賑やかな合唱が聴こえる中、それは、涼やかで心地よい時間です。
 水が好きなクマも、何度も用水路の流れの中に伏せの姿勢でとっぷり浸かったり、水を飲んだり楽しそうです。
 機械植えをした後の、まばらな箇所に手植えで苗が植えられていきます。この広い田に手で植え続ける作業は、どれほど骨の折れる仕事でしょうか?
腰が痛くても、足が疲れても休む場所なんかありません。
 それでも、脇の農道を通る私に気が付いて笑顔で挨拶をしてくれます。


 こうして今から、雨の具合を見ながら、例え夜中でも田んぼの水抜きや引水に気が配られ、増えすぎるタニシの除虫、草が生えれば、その草取り作業が果てしなく始まっていきます。
(「・・・除草剤は使わないで!」とひそかに願います。)
 このご苦労を目の当たりに見ていると、お米を食べるのも感謝なしには食べられません!


 ここの地域の方々が、みなさん穏やかでとても人懐っこく優しいのは、水の豊かさに恵まれたせいかな、とふと思いました。
 ”我田引水”の必要がなかったからなのかもしれないと・・・。
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