2004.1.21〜24の末永の雪景色
偉大なる冬将軍にどっしりと居座られ、”野の花”の数日間は雪国と化しました。
1月21日の朝から降り始めた雪は、みるみる積もり出し、一日中降り続けました。
昼間は、ボタン雪、そして夕方5時過ぎるころから粉雪に変わりました。
それでも、この21日の雪は、静かなやさしい雪でした。
空から舞い降りる雪は、まるでハートの形の花びらのように・・・
|
|
|
誰も踏んでない新雪に初めての足跡を付けるこの快感
|
|
すっぽりと雪帽子をかぶった”野の花”の裏山
|
|
歩きながら写真を撮っていると、時折猛烈に降りしきる雪に
たちまちのうちにカメラにも雪が積もり、すぐ後ろにそびえる
山々さえも見えなくなってしまいました。
|
|
|
地吹雪
ところが、22日なると、朝からものすごい電線のうなる風の音、外は吹雪でした。
雪が止んでも、激しい風は吹き荒れ、積もったサラサラの雪を砂嵐のように舞い上げる地吹雪です。
下を向いていても容赦なく目にも飛び込んでくる雪に、 瞬きをする回数が多すぎて連続フラッシュの世界です。
足を踏ん張っていないと風の勢いで倒されそうです。
氷点下4度?くらいなのでしょうか、顔が痛くて切れそうでした。
ここ末永は、峠の麓なので、市内に比べると気温は、2〜3度は低いのが常です。
|
|
|
|
|
|
|
お昼過ぎだというのに雪は、まったく解ける気配
もなくサラサラ状態 積雪8cm?
|
平地に住む方からTELで、出て来て欲しいとい
う連絡があり、「雪のため道路が凍結している
から外出できない」と伝えると、
「へえー?」と信じられない様子。
「本当なんです、信じてください!」
やっぱり、ここは別天地でした。
|
 |
 |
近所の子供たちとの散歩で大喜びのクマ
|
氷の厚み3cm?
|
|
新しい”野の花”の離れの住人、ひとみさん
”野の花”にたどり着いたのは1月10日
高知から、福岡に住むことを希望してやって来ました。
スタッフの好美ちゃんが、去年の夏に四国のお遍路で
知り合った人です。
新しい住居が見つかるまでは、しばらく滞在
「福岡って、南国で暖かいのかと思っていたのに・・・」
と言いながらも雪景色には大はしゃぎ
|
うっかり給湯器を凍結させてしまい、お風呂は
ご近所のお宅に連日、もらい湯に通う有様
台所用の水道栓は、ずっとチョロチョロと水を
出しっぱなしだったけれど、お風呂のことまで
は忘れていました。
ご予約のお客様も連日キャンセルになり、
おかげで子供のようにはしゃぎ回って、
思いっきり雪の世界を楽しむことが出来
ました。
雪の日の幻想的な休日を、ありがとう!
厳しい寒さを体験してこそ、お日様の暖かさ
に感謝できる。
やさしい春風や、みどりの新芽や色とりどり
の野の花に無性に会いたくなる。
次に来るものが、確実に「春」だというのは、
何という幸せなのだろう。
|
 糸島峠の裾野から、前原市内を眺めて
|