「びわの葉温圧療法」の元祖
2006.11.07 濱田久美子先生講演・実技講習会 |
80歳になられるというのに、サンバなどのテンポの速い曲も息を切らせずに踊る、階段も駆け足と聞いていましたが、お会いして納得しました。 スタイルの良さは30代にも引けは取りません。いえ、それ以上でしょう。まるでモデルさんのようでした。お肌もとてもきれいで、身体の贅肉、たるみが全くありません。 普通、手の甲を見ると年齢が表れるものですが、色が白く、肌には張りがあって、ピンク色のマニキュアがとてもお似合いなのです。 頭の回転の速さ、よどみのない話しぶり、張りのある声、それにこの週は、九州を飛び回っていらっしゃるのでした。もちろん、年中がそのようなスケジュールのようです。
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「びわの葉温圧」は、濱田家(寺)に伝わる300年の歴史を持つ家伝の秘法で、古くから万病に効くとされてきたびわ葉の効果の上に温灸(もぐさ)と指圧を加え、生体の自然治癒力を養うものです。 びわの葉や温圧療法には、血液を浄化し、体液循環を促進(血液・リンパ液・胆汁・水分等)するなどの働きがあります。 また、びわの葉温圧は直接的なガン療法ではありませんが、ガンの活動を押さえる大きな力もあります。 しかし、身体を作る基になる血液は、食品から作り出されるものですから、決して「食」をおろそかにすることはできません。 私たちを生かしてくれている身体の機能は、日々どのように私たちの中で活躍してくれているのでしょうか? そんな身体の基本のメカニズムを東洋医学の観点からとくとご講義いただきました。
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私が、若さを少しでも保つことができているのは、40数年間、ずっと「びわ葉温圧」をやってきたおかげです。
母が90歳になったとき、下半身麻痺になりトイレに行きたいという感覚が全くなくなってしまいました。私は、翌日から2日間、母に、一日3回(一日10時間)の温灸を施しました。 それ以来、98歳で息を引き取るまでトイレの失敗をすることはありませんでした。
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身体に悪いもの、「白砂糖」「肉」「牛乳」「油、特に動物性」、マーガリン、農薬や添加物、保存料を使った食品……
「白砂糖」は、化学物質であって生きた食品ではありませんし、血液中のカルシウムと結びつかないと代謝できません。白砂糖に、カルシウム泥棒をさせてはいけません。
動物の体温は、38度くらいあります。そんなお肉を人間が食べると、高熱を出さない限り、脂肪が血液の中で固まって血液をにごらせ、流れを悪くしてしまいます。
腸繊毛組織で造血される赤血球は、食物を素材として作られ、食物の質が、赤血球の質を左右する決定的な要因であると言われています。
食物が変われば、血液も変わります。
食物によって病気が作られ、食物によって病気が治ります。
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食べ物には、「陰性」のものと、「陽性」のものがあります。
バランスを取ることが大事です。
「陰性」ものを取りすぎると、身体を冷やし、病気の原因になります。
自律神経失調症は、陰が過剰の状態。お灸の熱は、陽のかたまり。根菜類、みそ、しょうゆ、塩(自然塩)も陽性の食品です。
人の大事な臓器は、肋骨の下からおへそのところまでの横一列にほぼ集まっています。ウエストのところに手を当ててみてください…… |
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手を使うのは、頭に直結しています。足は、内臓に繋がっています。足もしっかり使わねばなりません。
常に、自分の能力以上のことを目標を持つようにしましょう。
自分が年を取ったと思わないことです。思い込むと、その情報が脳に送られ、本当に老人になってしまいますよ。
私は、健康保険証を歯科以外は30年以上使用せずに済んでいます。
(このスタイルの良さがお分かりいただけますか?)→ |
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水に浸した後、びわ葉をよく拭き取りますよ。 |
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ろうそくで火を点けます。 ガスなどで点けてはいけません |
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もぐさにしっかり火が点くまで待ちましょう。 びわの葉に含まれるビタミンB17と呼ばれる物質が、筋肉を柔らかくし、血液を浄化し、殺菌作用があります。 |
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鼻は、小鼻の下側に当てます。 |
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頭の付け根です。 身体を冷やすことが、病気の元です。 |
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肝臓が悪い人は、分かりますよ。 |
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その他の講義の内容
枇杷葉温圧には、ガンの活動を押さえる大きな力が二つあります。その一つがびわの葉に含まれるビタミンB17と呼ばれる物質のはたらき、もう一つは灸による45度C(皮膚が赤くなる第一度火傷を瞬間的に繰り返す)の熱が骨組織をも透過して体内に入り、直接腫瘍に働きかけ、その上この熱は力が持続出来るという二点です。
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枇杷葉温圧療法は、びわの生葉と、温灸と、指圧の三つを組合わせたもので、次のような働きを持っています。
1) 血液の浄化
2) 体液循環の促進(血液・リンパ液・胆汁・水分等)
3) 筋肉の柔軟化
4) 自律神経を整える
5) 内分泌系を整える
6) 内臓諸器官の正常化
7) 生命力のふ賦活など
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病気を治す主役は本人自身の中にあります。生まれながらに備わっている自然治癒力(自然良能)を高め、しっかり活動してもらうことです。この自然治癒力は、健康細胞が元気であれば低下しません。 同じ環境におかれても発病する人としない人がいるのは、自然治癒力が活動していたか否かで決まってきます。
現代医学の場合、健康細胞を痛めつけないという配慮がされないまま、病気をやっつけることを第一義にして、生命力や自然治癒力を低下させてしまうこともしばしばおきていますので、治療のために生命力を損なわないような注意は、各自で考えなければいけないのが現状なのです。
慢性病や、バランス障害などには、昔から灸治療が沢山の実績を積み重ねて、効果を上げてきています。今日でも筑波大を筆頭に、阪大、九大、金沢大など多くの大学で灸の研究が進められています。
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灸療法の作用及び効果、
1)組織細胞の機能を亢進させる。
2)心臓や血管の収縮力を増して白血球を増加させる。灸の継続により赤血球も増加する。
3)リンパ球を増加させて免疫作用を高める。
4)血小板を増加させて止血作用を高める。
5)骨組織を強化して体質の改善につなげる。
6)血管の収縮拡張によって局所の充血、貧血を調整し、炎症をやわらげる。
7)鎮痛作用がある。
8)殺菌作用がある。
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講演会を振り返って
「この枇杷葉温圧療法を、もっと多くの方に知っていただくための活動が私どもの仕事ですので、今後も出来得るかぎり枇杷葉温圧をやりながら頑張るつもりです。」とおっしゃっています。
会場には、ガンの手術をされた方や腸の難病を持っていらっしゃる方、その他、色んな持病をお持ちの方がいらっしゃいました。
私も、「びわ葉温圧」を、首、両肩、両目の5箇所にやっていただきましたが、足の指先が急に温かくなり、血液が活発に流れ出したのを感じました。体験した方だけが、分かるお話です。
お一人で精力的に、会場のほとんどの方(20数名)に、「びわ葉温圧」をしてくださいました。
80歳の方がです。どんなにか大変だったことでしょう。頭が下がる思いでした。
ひたすら、ご自分の使命を果たさんと、みなさまからの、さまざまの質問に、熱心に丁寧に答えてくださり、「びわ葉温圧」の商売の話など全くありませんでした。
もちろん、"野の花"としても、少しでもみなさまのお役に立つことを考えての企画でした。
病院に頼らずに、「食」や「自然治癒力」のことを考えてくださるきっかけになれば嬉しいです。
お忙しい中、お出でくださいました方々、ありがとうございました。
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「参考HP」
http://www.biwaba.com/tikara.html (びわ葉の力)
http://www.biwaba.com/gan.html (びわの葉温圧療法とガンについて)
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最初は、メモをとりながら聴いていた私でしたが、話に引き込まれるに連れて、いつしかメモのことを忘れてしまっていました。正確に書けていない部分があれば申し訳ないです。(先生、ごめんなさい。)
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写真提供は、いつもながら、シニアネット福岡の藤島正稔さんです。今回も大変お世話になりました。
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