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 Jazz Piano in ”野の花”

大口 純一郎 さん    


2004年6月30日 (水曜日)

19:00〜21:30 (18:30開場)

( 本当は、20:30までの予定でした)

料金 ¥3,000 (1ドリンク付き)
 
 


1949年、東京生まれ。
幼少時代はロンドンに在住し、クラシックに親しむ。
大学時代より、ビル・エバンス、アントニオ・カルロス・ジョビンに影響を受け、
JAZZ、ブラジル音楽を始める
東工大卒業後、1974年にプロ入り。
以後、渡辺文男を始め数多くのグループで演奏。
1977年にはフランク・ウエス(テナーサックス)と共演した
リーダーアルバム「OLD FOLKS」をリリース。
またJAZZの活動に留まらず、加藤登紀子、小野リサのピアニスト、
アレンジャーとして活躍するなど、多方面で才能を発揮。
2001年、イーストワークスエンターテインメントより、
リーダーアルバム「BIG SMILE」をリリース。
リリカルで豊かな個性溢れるインプロビゼーションは高い評価を得ている。
また小野リサのアレンジを手がけるボサノバフリークとしての
彼の一面も楽しめる仕上がりとなっている。
2002年発刊のジャズ批評113号「ピアノトリオ最前線」では、
多くの世界のピアニストが挙げられる中、
わずかな日本人ピアニストとして選出され
「実力者として信頼される名手」と絶大な評価を得る。

現在も、自己のトリオ、日本JAZZ界の重鎮テナーサックスの
峰厚介クィンテット、ラテンユニット「プルプリノス」他、
写真家五海裕二とのコラボレーションなど新境地も開拓。
全国の、ライブハウス、ホール、JAZZフェステバル等で
個性溢れる演奏を披露し、精力的な活動を展開している。
日本を代表するピアニスト。

Jazzが苦手な私が、
感動させられた
ピアニストです・・・

しばし 瞑想・・・

瞑想の後は流れる如く・・・
電灯を消して
板の間にピアノを据え、
こじんまりした演奏会
休憩時間にはお客様が
明かりを灯けて。
店主は、
ちっとも気が利きません・・・
 
何を言い出すんだ、この人は・・・
え?クラッシクをやれだと?
 
純さんのクラッシクの演奏を
聴いてみたいな!
  店主の我儘なリクエストに応えて
  発表会以来、
  はじめて弾くという
   ショパン
  しかし、クライマックス
   を迎えた後の
   アンコール
  ・・・まさに悩殺!!!

和は輪
     お客様と・・・和やかに
  ここまでの使用写真は、
  SNF(シニアネット福岡)の
  藤島さんからのものです
  ありがとうございました

 


私には、女の恋人とでも言える「麻美さん」という
大好きな友達がいます。
彼女は、東京在住で、20代の頃、
自分のバレー団を作って舞台でも活躍していました。
彼女の夫は、プロのジャズ・ミュージシャンで、
一緒に活躍していた仲間の一人に
大口 純一郎」さんがいました。
今回のライブの話は、彼女が、
大口さんの自宅で、
仲間たちと親交を深めている時に、
突然思いついたものです。

「ねえ、”野の花”で、大口のライブやらない?」
乗り乗りで話す彼女。
「ピアノなんて、今は持ってないよ。」と言う私に、
「ピアノなんて、借りればいいさぁ。」
「大口も、食べること大好き人間でさあ、
”野の花”に興味持ってるし・・・」

実は、私、音楽は大好きなのですが、
ジャズだけは、どうにも苦手なのです。
何が苦手って、理由はなく、
身体が受け付けてくれないのです。
ジャズを聴いても、チンプンカンプン・・・
無機質、無感動人間になってしまいます。
自分の音感のなさが悲しい私。

でも、「とにかく、すごいピアノ弾くんだよ!
30年間も、ジャズ一筋に
3人の子供を育て上げたんだから・・・。」
と言う彼女の言葉を信じて、
今年の4月に六本松の「カビリア・カフェ」での
ライブを視聴してみることにしました。
(視聴だなんて純さん、ゴメンナサイ)

ジャズのルーツなどを、シャイで朴訥なトークを
交えながら弾く彼のピアノは、
予想に反して何とも心地よく、
たちまちのうちに彼の世界に
引きずり込まれてしまいました。

ライブ終了後、旧友のようにして
語り合った1時間半の時間。
誠実で、温かく、自然体で・・・、
世界を股にかけた有名なミュージシャンとは、
とても思えませんでした。

「じゃあ、ライブの時は、
”野の花”にお泊りでやってください。」
なんて、もうたちまちのうちに
出来上がってしまったのでした。

 

            いいお顔でしょう?

お客さまの声
            店主の感想


★「野の花の座敷」で聴く
日本の代表的
Jazzピアニスト
大口純一郎さん の
ピアノコンサートは
感動的でした。

★こんな贅沢があるだろうか・・・
オーソドックスな
JAZZのナンバーと
リクエストのショパンまで・・・
地方ならでは・・・

★たったの3000円で、
こんなピアノが
聴けるなんて!

★5年前に、東京から
越してきた。
東京では、いろんなジャズを
聴きに行った。
しかし、今まで
こんな本物のピアノを
聴いたことがなかった。
それも、こんな店で
聴けるなんて!

★6月30日、大口 純一郎さん
のライブ。
素晴らしい演奏会を
企画して頂いて、
ほんとうに有り難うございました。

人を感動させるにはそれなりの
想いがこもった
演奏が要るのですね。
指先からでなく、心から感動が
伝わってきて、
ほんとうに心地よい時間でした。

そして、女将さんの
我が儘無理難題(?)
のリクエスト。
JAZZの演奏を
ずっとされている方が、
不意にリクエストに、
あれだけショパンを弾けるなんて
ほんとうに素晴らしい。

日本広しと言えど、
大口さんのショパンを
聴けたのは、
野の花の観客だけかも
知れませんね
思いがけないプレゼント
のような気がして、
とても嬉しくて、感激しました。

 

    
   みなさま、ありがとうございます

 

★今回のライブで、音楽とは
耳で聴くものではなく
心で聴くものだとの
認識を新たにしました。

本物の演奏家とは、
その人の人生を音に託して
メッセージを奏でることが
できるのだと。

そして、本物とは、
いつ何時も自然体で
「偉さ」を感じさせない人なんだと。
「偉い人」は、自分の偉さに
気が付いていない。

★交流会が引けてから、
空が明るくなるまで
純さんと交わした会話の中から

「俺ってさあ、中学の時まで、
蝶の標本を作るのが趣味でさあ、
ある日、その蝶にエーテル嗅がせて
羽と身体にピン立てたんだよ。
そしたら、そいつが
しばらくしたら気が付いて、
バタバタやりだしたかと思うと、
身体にピンを刺したまま
飛んで行ってしまったんだよ。
俺、それから、もう一切殺生は
できなくなっちまった。」
「今の子って、そんな残酷なことを
自然から学ばないから、
いきなり人にやっちまうんだよなあ。」

★Big Smaileの話
彼のオリジナルの曲の中に、
「Big Smaile」
というのがあります。
ある海外の旅行先で、
彼は、自分のお母さんと
ちょっとした諍いをしました。
翌日も不快を露にした彼に、
お母さんは、何度も何度も笑顔で、
屈託なく話しかけるのだそうです。
そして、終に彼は、その笑顔の波動に
負けてしまいました。
「笑顔の放つ偉大さなんだよね。」
「”野の花”も和顔施のことを考えてるの。」
と言う私に、
「そうか!同じだね!」とニッコリ。


ライブ終了後の交流会
仲間たちにも
ピアノと笑顔のサービス
疲れただろう?
肩揉むかい?
それともピアノにする?
 
     

 今回のライブで
大変お世話になった
のが、志摩町にある
”ピアノギャラリー

の大城さん
商売抜きで、親切に細やかに
ご指導、お世話をいただきました

いやあ!僕なんか写したら
カメラが壊れますよ

ハハハ・・・やめて!やめて!
  
   壊れたピアノを引き取っては、
  息吹を吹き返してあげるのだという
  福岡、糸島のみならず、
  いろんな地域の音楽ファンのための
  陰に隠れた貢献度は、知る人ぞ知る
  やさしい人なんですよ〜!

  今回も、いろんな方々の
   ご縁をいただきました

  「いのち」に感謝です
http://www.itogura.com/koubou/gallery/oshiro_piano.htm 伊都蔵(いとぐら)の工房めぐりの「大城ピアノギャラリー」
http://www3.ocn.ne.jp/~ohshiro/index.html 「Oshiro Piano Gallery」
http://www.jun-ohkuchi.com/  (大口 純一郎さん、詳しくはこちらのHPをご覧下さい)

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