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  2004.9.30(木)
     

 熱唱! 安里賢次ライブ
 
   in 野の花


18:30 開場 19:00 開演

 ◆会費◆ \3,000 (1ドリンクおつまみ付き)

今回のティーセットは、自家製マドレーヌでした

ビールには、定番のナッツ、チーズ等

 
 



【 ライブ前の店主の心 】

  ケン坊の魅力は、迫力ある野太い声、エキサイトする三弦(さんしん)の早引き、

  太鼓のバチさばきにあります。

  そして、それに見事に合わさるのが、彼の風貌です。


演奏も迫力満点ですが、彼の風貌も、まるで、仁王様のようなこれまた迫力満点なのです。

  ところが、彼の笑顔はまるで”仏さま”のよう。

  それは、彼が歩んできた人生の深さそのものを映し出しているからなのでしょう。

  当日は、彼のそんな人生の話などもお話いただきましょう。

  人生色々、自分の人生には考えられないような、人様の生き方もあります。

  沖縄は、昔から流血を嫌い、先祖を大切にしてきた、温厚で思いやりの深い民族でした。

  そんな生粋の”沖縄”にも会えるといいですね。

  ただし、今回の”野の花ライブ”には、太鼓の装置は、大掛かり過ぎるので、持ち込めそうにありません。


                   

  【 安里賢次氏の表と裏のプロフィール 】

ライブ前とライブの後で知ったこと

 

【表

  通称・ケン坊、
  太鼓 ライブ・ハウス ケン坊の店 「まさかやー」
を那覇市で 経営

  太鼓・三弦(さんしん)は勿論、軽妙な話術で
  全国各地から店に訪れる人を魅了する

  ラジオ「FMたまん」(毎週金曜日)
10:00〜12:00に生出演中

  ファーストアルバム「泰山石敢當」
をレコーディングし好評発売

  沖縄県内外で意欲的に演奏活動を展開

  友人・喜納 昌吉(きな しょうきち)からのプレゼント曲
「花」 も取り入れ、独自に沖縄の心を唄いあげる

  けん坊を中心に家族の安里良枝・星乃でグループを結成

  特に太鼓は師匠・登川誠仁 (伝統芸能保持者) 
が唯一認めた一番弟子であり、
バチ捌きは他に追随を許さない

【裏


1951.11.18生まれ(51歳)
中学を出て、ヤクザ稼業に就く
タクシードライバー、ダンプ、トレーラー等
運転手をしながら生計を立てる
酒癖悪く、前科12犯のケンカ野郎
(主にケンカ)
10年程前に、大暴れして捕り押さえられ断酒
以来、一滴も飲んだことはないという
ライブハウス「まさかやー」を開業したのもその頃
そんな話をどんな人の前ででも公言する

12歳も年下の奥さん、良枝さんと
結婚したのは、彼女が19歳の頃
彼の風貌からは想像もできないほどの
愛妻家、かつロマンティスト
(風貌とは無関係?)
「ケンカはしてきたけれど俺は、
女子供を泣かせたことはないぞ」
と言い切る彼
奥さんのよっちゃんに寄せる眼差しは恋人そのもの

ライブハウスで歌を歌い、
漫才に似たトークをやるのは
彼の天職なのだろう
お客さまへのサービス精神が
心憎いほどに行き届いている
笑いのトークの中に、彼の心の純粋さ、
仏心とでも言うべきものが至る所に見え隠れする
しかし、決して自分の考えを押し付けることのない
心の広さを推し量ることができる

ニューオリンズのジャズの王様
「ルイ・アームストロング」の
あのせつなく野太い歌声にそっくりの声で
観客を魅了する
三弦をやり始めたのは 15歳の頃から
三弦をエレキギターに見立てて
テケテケテケ・・・と
「ルイ・アームストロング」のナンバーを
やってくれくれたのには
お客さまも大喜び!!!

日本の3大イベントとでも言うべき

大阪天満宮での天神祭に
来年7月に喜納 昌吉らとともに出演も決定

http://www.tenjinsan.com/tjm01.htm (天神祭)


写真提供は、SNFの藤島さんです(いつもありがとうございます)



「僕は、テンションが上がると
歌を忘れておしゃべりに夢中になるよ」

ミュージシャンが来たのか漫才師が来たのか、
彼のトークに引き込まれたお客さまは
もうわけが分からない
でも、いいやどっちでも
とにかく面白いんだもの

毎週レギュラーのラジオ番組に
出演しているのもうなずける
彼のトークは、とどまることを知らない

沖縄の言葉で話し、良枝さんが日本語通訳をする

「沖縄というのは日本ではなく、
琉球王朝の国なんです」
「大和言葉で話をするとですねえ・・・」
沖縄を誇りに思っているケン坊の言葉も印象的だった

 



 
息もぴったりのコンビネーション

「ム・・・この鉢巻きが決まんなきゃいけないんだよね」

安里良枝さん・・太鼓さばきも鮮やかで若い・・・
南国の情熱的な美人奥様

ケン坊が惚れるのも分かるような・・・
口数は決して多い方ではない
素直でとても可愛い自然体の”よっちゃん”
このお坊さんのような笑顔
溢れるこの笑顔は、心のひだも映し出して
 

”野の花”ご繁栄のためにカチャーシを踊れと
店主が指名されたけれど、
私には全くリズム感が欠如している
 

  あとは、お客さまお願いね・・・私は手拍子するから 

 日本在住6年になるという
チリ人のお客さまも楽しそう

 

  ライブの始まりは、きちんと
   お客様にご挨拶しようと思っていたのに、
  ケン坊の仕切りで幕開けしてそのまま突っ走り・・・
  「やっと、ご挨拶いたします・・・」なんて言ったけれど
  でも、お客さまは、店主の話なんかより
   もっとケン坊話を聴きたい・・・


お客さまは、名残惜しくて
いつまでもお帰りになりません

19時から始まったライブが終了したのは、
なんと21時40分でした!
沖縄に行ったらぜひ寄ってください

今回、”野の花”で聴けなかった

彼のお得意の太鼓も聴けます

そして、ステージの合間には

ケン坊は客席を回ってお客様をもてなしてくれます

ここのライブハウスを目的に沖縄に行っても

きっと、行った甲斐がありますよ。


     上のは、ケン坊の名刺です
     黄色にしたのは、
     過去にイエローカードをもらったから
     昔と違って角もとれました
     しかし、一隅だけ角を残しているのは、
     自分から人に向っていくことはしないけれど
     何かあったときには逃げないで立ち向かう、
     そんな意味なのだそうです
     ケン坊の似顔絵は、
     お嬢ちゃんが小学校の頃描いたパパの絵
     夏氏(かうじ)は、家紋なのだそうです


「出逢いが人生を大きく変えるんだよ」って
ケン坊は言いました

ほんとうに同感です

「あなたに出逢えてありがとう」

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