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 原 健太郎、麻由子

        
オカリナ&ギターコンサート

    ◆日時◆  2006年5月13日(土)

  18:30 開場 19:00 開演 
 
◆会費◆  ¥2,500 

      (ワンドリンク+手作りお菓子)



佐賀TV製作「ヒューマン九州21 家族のうた」
“大自然を奏でる一家”より

 私たちは、佐賀県の脊振村という小さな山あいの村に暮らしています。長女の誕生を機に、音楽も子育ても自然に囲まれた所で.・・・、という思いを抱くようになり自分たちで改装した築70年ほどの古い家に移り住みました。
 この世でいちばん好きなのは、お料理すること食べること。
それから、いろんな所に演奏に出かけて行って、たくさんの人達と出会うことも大好きです。
 今日もどこかで音を奏で‥‥、そうでなければ、脊振のおうちでおいしいごはんを食べています。
 木々を揺らす風の音、鳥や虫の声、季節の草花に囲まれた暮らしから生まれる、素朴でどこか懐かしい音色を、どうぞお楽しみください。
   ・・・・そんなメッセージを受けて、コンサートの準備が始まりました。

 「木漏れ日が好き、野の花が好き、
 鳥のさえずりが好き、みどりを渡る風が好き・・・
 でも、何と言っても、私たちに共通なのは、
 商売とか、お金儲けとかには縁遠いということでは
 ないでしょうか ?」

 Shanaさんとの出会いは、2年前の夏のことでした。
・・・“野の花”にお客様として来てくださったのです。
 その時のお客さまは大勢で、ご法事の後のお食事をお出ししました。そのお客さまの中に、Shanaさんがいらしたんです。
 帰り際に、「僕たち、オカリナとギターをやっているんです。」と、1枚のCDをプレゼントに頂きました。
 帰られた後、CDを聴かせていただいて、「なんて素直な音色なんだろう!」と思いました。
 その後も、小さな二人のお子様を連れて何度か来てくださったのですが、物静かで温かいそのご家族の様子を見ていて、とても感動したのを覚えています。
 Shanaさんを知るにつけて、いただいたCDが、もっと私の心の中に入ってくるようになりました。
 しかし、何と言っても、Shanaさんと“野の花”のコンセプトがあまりにも似ているんです・・・・・・


 静かに、厳かに、澄んだ音色が響き渡ります
土で作られたとても素朴な楽器”オカリナ”

ご夫婦の呼吸もぴったり、
まるでのびのびと空を飛んでるかのようです

ボリビヤの太鼓 ”ボンボ”


”花祭り”がこんなに楽しい音楽だったなんて!
お客さまの飛び入りが入ります

 
途中の休憩時間には、CDが飛ぶように売れました
みなさんが、どんなに共感なさったかが分かります
たまたま座ったこの場所で、
手が足りなくなった店主の変わりに
CDを販売する羽目になってしまったのは、
吉田さん親子(写真右)でした
ご協力ありがとうございました

親戚が作ってくれたとうもろこしのお人形 
この夜は、すべてのものが喜びに満ち溢れていました

 



「この日は、湿度が高く思うように音が出ない・・・」と、
苦心の演奏だったようです。
しかし、盛り上がったお客さまのいっぱいの拍手に
支えられて
堂々と感動の海原へと私たちを誘い出してくれました

 
 あるとき、拉致被害者家族の横田さんご夫妻の講演会の折りに、演奏をして欲しいという依頼が舞い込んできました。2番目の子供、光を出産した1ヵ月後のことでしたが、私たちは、ぜひご夫妻にお会いしたいこともあって承諾しました。
 演奏の前に、楽屋に訪ねてきてくださったんですが、娘の光を抱っこしてくださって、「めぐみちゃんもねえ、こんなに可愛かったのよ。」とおっしゃったんです。
 とてもすてきな、優しい優しい方でした。
 「こんな可愛い子供をを連れて行かれるなんて・・・・・!」と、私は、自分のことに置き換えて胸がいっぱいになりました。
 その時の講演会で、横田さんご夫妻の想いを込めて私たちは、「ふるさと」を演奏しました。
 そして、その後、許される機会があるときには、いつも「ふるさと」を演奏してきました。
 「みなさん、どうぞ心をひとつにして、祈りを込めてご一緒に歌ってください。音楽は、国境を越えて届くことでしょう。めぐみさんが無事に帰ってこられますように・・・・・」

 


このコンサートは、延々2時間半に及びました。アンコールの拍手が上がっても、時間を気にするShanaさん。
しかし、「みなさま、お時間はよろしいですか?」のお訊ねに、更に大きな拍手!!!
Shanaさんと会場が、ぴったりと一体になって、フィナーレになってもお客さまは、帰ろうとなさいません。
「え?もう9時半?まだ、1時間しか経ってないみたい。」とびっくりなさるみなさま。

この日は、十六夜(いざよい)でしたが、お月様には出会えそうもないような雲の厚い夜でした。
ところが、コンサートが終った後の夜空には、やはり“野の花ライブ”につきもののお月様が顔を出してくれました。

しかし、しかし、お話担当は麻由さんで、健太郎さんのお声は、結局一言も聴かず仕舞い。
店主の私も、後になって後悔しました。あのはにかみ屋さんの声もお聞かせしたかったです。

コンサートの後日、色んなお客さまから、「あの日以来、ずっとCD聴いています」「すてきな音楽をありがとう」と、
お礼状や電話をいただいたり、直接声をかけていただいたりしています。みなさまの励ましがとても嬉しいです。
 

 

Shanaさんのコンサートは、バラの香りのする芳しい季節でした。
これからは、時々来ていただこうと思っています。
Shanaさんと“野の花”のコンセプトがコラボレートして、
みなさまにやさしいメッセージをお届けできればいいなと思います。
今回お聴きになれなかった方も、またの機会にどうぞお越しください。
お出でいただきましたみなさま、ありがとうございました。

音楽はまさに心をつなぎ、人々の心を癒し、心のひだを増やし、やさしさを呼び覚まします
心がひとつになれる感動、やさしい心をもたらしてくれることへの感謝・・・
この夜の、愛とやさしさをたくさんありがとう、Shana!

なおCDは、“野の花”でも販売していますので、
Shanaさんへのカンパの意味も兼ねて、どうぞお買い求めください.。


写真提供は、SNFの藤島さんです(いつもありがとうございます)

生松台メール交歓会会員
      
http://www.geocities.jp/ikimatsudai1/kainnnohiroba.html

Shana プロフィール
1998 年秋 福岡市大名の「和らく」で「オカリナ月夜」と名付けたライブから音楽活動をスタート
2001 年3月 長女・花乃子(かのこ)誕生
2001 年6月 福岡市から佐賀県の脊振村に移住
2003 年8月 1st CD「オカリナ月夜」リリース  ¥1,200
2005 年1月 次女・光(ひかり)誕生
2005 年7月 テレビ西日本(他7局)「ヒューマン九州21 家族のうた」で “大自然を奏でる一家”として出演
2005 年12月 2nd CD「祈りの空」リリース  ¥1,500
2006 年2月 サガテレビ「21世紀の佐賀あなたがプロデュース〜MYSTYLE〜」に出演
 8年前に、ふとしたことからオカリナの音色に心ひかれ、専業主婦の傍ら、ひとり気ままにオカリナの音色を楽しんでいた麻由子。音楽好きの仲間たちと、アマチュアバンドを組んでギターを担当していた健太郎。
 そんな二人に、突然ギャラリー「和らく」の奥さんから、演奏会の提案が持ち上がる。その小さな演奏会は口コミで広がり、次第に演奏依頼が増え続けて、プロへの階段を登ることになっていった・・・。
 現在は、佐賀・福岡を中心に、様々な会場で、音楽活動を展開。
 また、佐賀県や福岡県の数カ所で、オカリナ教室も開催中。
    Shanaホームページ http://www.shana-hana.jp/



【 Shanaのことを紹介した興味深いサイトを紹介します  】


リレーインタビュー
山の音楽家 Shana
原 健太郎さん・麻由子さん


http://www.esaga.jp/relay/re13.html

 活動を続ける中で忘れられない出来事があった。
訪問先のホスピスで演奏していた時、ある奥さんから『主人にも聞かせてあげたいけど、
ロビーまで出て来れないから病室でやってもらえないか』という依頼があった。
意識がなく、動くことも話すこともできないご主人のベッドのすぐそばで、二人はふるさとを演奏した。

 「演奏し終えた瞬間、ご主人が起き上がって『きれいな音だな』っていってくださったんです。
思い出すと
涙がこみ上げてしまうのですが、音にはすごい力があることを感じ、自分たちのやるべきことを気づかせてくれました。
あの言葉を最後に数日後、ご主人は亡くなりました。
奥さんとは今でも仲良くさせてもらっています。出会った人たちに本当に感謝しています」

(上記サイトより抜粋)

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