トップ 庭のアルバム 野の花ブログ Myレシピ
      
 ※各画像をクリックすると、拡大画像がご覧になれます。
暮れのご挨拶2007-12-27
 “野の花”をオープンして、今月で丸5年を迎えました。細々としているのに消えそうで消えないのは、商売などできない私が、ただ生活の一部としての楽しみが主体でやっているからなのでしょう。


 今年もたくさんの方々にお世話になりました。今年は、24日のクリスマス・イブをもって店のご予約は終わりましたが、その夜から徹夜での年賀状書き、久々に作ったお歳暮用のシフォン・ケーキ作り、ご挨拶回りであっという間に、27日も終わってしまいました。


 今年の年賀状は珍しく、やっと25日夜の8時に郵便局の窓口に持ち込みセーフでした。宛名書きと一言メッセージくらいはせめて手書きにと思いましたので、書き終えたときには、腱鞘炎になりそうでした。いかに、いつもペンを持ちつけてないかが分かります。手の筋肉がすっかり弱っていました。(パソコンに頼りすぎ!)でも、心からの感謝を込めて書きました。


 翌日は、延々と敵のようにシフォン・ケーキ作りをしました。4個のシフォン型を使い回しながら、全部で9個焼きました。家庭用のオーブンですので、1個ずつしか焼けません。1個焼くのに、オーブンに入れてから45分かかりますので、焼きあがる10分前に、次の仕込をしてオーブンに入れます。その間の35分間に、掃除をしたり、洗濯物を干したり、料理をしたり、クマの散歩に行ったり、ブログを書いたり・・・。まるで、何かの競争をしているようでした。
 (あ〜〜!それなのに、同じように作ったはずなのに、失敗作が3個もできて悲しい!悲しい!でした。)


 どうしても今年中に暮のご挨拶をしたい方がたくさんですが、中でもきちんとご挨拶をしておきたいのは、不動産業の”田代屋住宅さん”です。“野の花”のオープン時に、というより、“野の花”の物件を探すときに、2ヵ月半も付きっ切りでお世話してくださった不動産屋さんです。毎年暮れになると初心に戻って、「ご挨拶に伺わなければ・・・、と気が引き締まります。(シフォン・ケーキは、ご挨拶の品とは別な、付け足しです。)


 田代屋住宅さんとのお付き合いににつきましては、“野の花の仲間たち”にも“野の花物語”にも登場し、昨年のブログにも書きました。下記のURLは、昨年の田代屋住宅さんへの”暮れのご挨拶”のブログです。
http://nonohana.biz/blog.php?mode=&sub=detail&blog_id=43&idx=103



 お忙しいご商売ですので、いつもちゃんとアポを取ってお伺いしていたのですが、アポを取ると、必ずみなさんお揃いで待っていてくださいますし、私へのお心遣いもご用意してくださることが分かりましたので、今年は、いきなりお訪ねしました。ひっきりなしに電話のベルが鳴る中で、みなさんが、仕事の手を休めて私にお付き合いいただくのも恐縮してしまいますから。
 ご不在ならばそれも良しで、ご挨拶の品とお手紙を置いてこようと思っていました。私にとって、”田代屋住宅詣で”をさせていただきたかったのですから。


 田代屋住宅さんは、中央区の高砂にあります。社長も息子さんの浩次さんも、事務員さんも外出中でしたが、宅建主任の山口さんだけはいらっしゃいました。社長とこの山口さんに私は、特にお世話になったのです。
 ドアを開けて顔を見るなり、お互いに挨拶もそこそこに懐かしさがこみ上げて、ドアも開けっぱなしでしばし立ち話!積もる話がいっぱいで、何から話したらいいのか、何から訊いたらいいのか・・・。ブランクだった二人の時間が、一度に埋め合わせをしたがっていました。


 人心地を取り戻して、コーヒーを入れていただきましたが、5分おきくらいに電話がかかってきます。プチンプチンと途切れる話にも私たちは、めげずに話の切れ先を忘れることもなくまた話し始めます。
 山口さんが、電話応対をしている間のビジネスホンに、2回線目のコールがありましたが、最初の電話が終わらないようでしたので、思い余って私が電話を取りました。
「ありがとうございます!田代屋住宅でございます!」デスクの上のメモ紙を見つけて必死でメモを取りました。・・・懐かしかったなあ、会社時代は、いつもああやって電話に出ていましたっけ!


 去年も、別れるときには、「今度ゆっくり話をしようね!」と言いました。今年も同じことを言って別れてきました。時々、電話で話すこともありますが、お互い時間がないまま1年があっという間に過ぎてしまいます。
「やっぱ、日にちを決めてきちんと計画しなければダメよね!」と山口さんが言います。・・・来年のご挨拶のときに、やっと具体的な日にちが決まるのかな?(いえ、冗談です!来年は、きっと時間を作るぞぉ!)


 「今日は、社長が居なくて良かったのよ!二人だけで話せたから!」帰り際に山口さん。(ごめんなさい、社長!)お忙しそうなので、早く退散しなければと思いながらついつい長居、結局40分も居たでしょうか?そうです、社長もいらしたら、また仕事の手を止めてしまったでしょうからそれで良かったのです。


 束の間の楽しい合瀬でした。楽しかった余韻が、まだずっと尾を引いています。
さあ、明日からは、いよいよ注文おせちの準備です!
この記事へのコメント
お名前 
 
 
次の記事へ

Copyright:(C) 2003 Nonohana All Rights Reserved