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おせちの準備2007-12-28
☆ まだ固し 梅の蕾に 来し目白 花はいつかと 調べ渡れり


 今日は、まだ小さな、庭の梅の枝にメジロを見つけました。私は、ずいぶん長い間、この鶯色の鳥を鶯そのものだと思っていました。梅の花の咲くころは、どこにでもたくさんやって来る鳥です。目のところに間違いなく白い印がついていて、メジロなんですね。
 他にもたくさんの鳥がやって来ているのですが、慌ててカメラを取りに戻るともう居なくなっています。花の撮影も難しいですが、鳥をきれいに写せる人ってすごいなあと思います。
 ところで、今日からおせちの準備を始めました。食材の買出しにも行ったり、畑から野菜を採ってきたり・・・。
 今年の畑は、まずまずです!無肥料なのに!自然農の松尾農園さんの真似事をしているうちに、ほんとうに、無肥料で育つということがだんだん分かってきました。刈り取った草や野菜クズを置いています。今、大根、かつお菜、ごぼう、人参、ブロッコリー、カリフラワー、白菜などが育っています。しかし、今年は暖かいのか、いつまでも青虫くんがたくさんいます。


 山に竹を切りにも行きました。おせちは、数皿の鉢盛りでお出しするのですが、その演出に竹の器が欲しくて切ってきました。のこぎりを使うのには慣れていなくて、なかなか時間がかかりました。


 近所の方は、みなさん自分の山をお持ちなので、「1本ください!」というのも気が楽です。「好きなだけ取りんしゃい!」と言ってくれます。田舎暮らしのありがたく良いところです。都心のお料理屋さんでしたら、料理に飾る葉っぱ一枚でも、”葉っぱ業者さん”から購入しなければなりませんものね。


 今日は、保存していた栗の皮をむいたり、お隣の畑からいただいてきたキンカンの甘露煮を作ったり、煮物やおなますの下ごしらえをしています。野菜クズがたくさん出ますので、大根の葉と皮、里芋の皮などたちまちバケツはいっぱいになってしまいその都度畑に持って行きます。・・・大根の葉も皮も料理しようと思えば使えるのですが、食材が多いのでとても食べ切れません。


 このおなますを作るとき、大きな大根を薄く薄く輪切りにするのですが、今年は大量に作らなければならないので、ちょっとズルをして使い慣れないスライサーを使ってみようとしました。数枚削ってみて、いやあ、やっぱりいけません!こんなセコイことをしては!食べてくださるお客さまに失礼ですよね。


 ・・・私は、自分でこの文章を書きながら、自然と”削る”という言葉を使いましました。そうそう、スライサーって、切るのではなく削るものですね。切り口が、ザラザラで艶もない切り口になってしまいます。こんなもので食感が良いはずがありません。・・・そんなわけで、丁寧に手で切り始めましたが、やはりこれだと切り口が艶やかに光っています!これで、口に入れたときにコリコリという食感になるのですね。


 (う〜、納得!・・・私は、料理店なんぞやっているのに、料理というものを習ったことがないので、作りながらいつもその都度納得していきます。それに、いつもお客さまがいろんなことを教えてくださいます。恥ずかしながら、基本的なことなど知らないことばかりです!)

 刺身用のケン(ツマ?)も、料理店や鉢盛りの刺身についてきますが、機械で切られているので不味いですよね?・・・“野の花”では、必ず桂むきにして作っています。桂むきにすると、水々しくてキラキラ光っていますもの。


 余裕ある時間で料理をするというのは、とても幸せなことです。私にとって、料理は、子供の頃からのおままごとの延長です。明日も、明後日もたっぷりの時間で一日中料理をすることができます。通常の“野の花”の料理と違って、おせちには、肉も魚も使います。肉料理は、久々です。地鶏のつくね団子やミートローフなども作ろうと思っています。


 料理に疲れると、息抜きにパソコンに向かってひとり言のブログを書き始めます。数行書いてまた料理を始め、しばらくするとまたパソコンの前に戻ってきます。私のストレス解消法です。(こんなブログに付き合ってくださる方、ありがとうございます。)
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