17日の日曜日に、熊本で親戚の法事があり、久々に里帰りをしました。
法事というのはありがたいもので、その時でなければ会えないたくさんの懐かしい親戚の人々に一度にして会うことができます。
昔お世話になった叔父、叔母たちがずいぶんと歳を取ってしまったことは、寂しい限りです。あと何度会えるか分からない思いがして、できるだけ行くことにしています。
法事の後、鹿児島県姶良郡湧水町(あいらぐんゆうすいちょう)まで足を伸ばしました。
鹿児島とは言っても、宮崎県えびの市と隣接する地域で、えびの高原と霧島連山の麓のようなところです。
その湧水町には、最近田舎物件を購入したばかりの私の友人が住んで居ます。
その友人に会えるのが楽しみでもありますが、私にとって最大の楽しみは、その友人の庭にあります。
ちょっとした高台にあり、800坪の土地のほとんどが茅ガヤの草原で覆われています。楢やセンダン、桜、タラ、栗、樫、梅、ヒノキ、杉などの樹木もたくさん植えられています。
私がときめく環境は、明るい広々とした田園風景、草原、川、木立があり、それらを取り囲む遠くの山々・・・なのです。そんな環境の下、広大な庭に加えて春の野の花が加われば、私はもう狂喜してしまいます!
庭に”ふきのとう”が生え、筍もできます。
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遠くに、霧島連山が見え、すぐ傍を川内川(せんだいがわ)がゆったりと流れています。
そんな友人宅に、今回は、自分で育てた花々の苗を持って訪れました。
他人の庭にもかかわらず、茅ガヤに合う花を植えて、風に揺れる草原の花々を春になって眺めたいという強い衝動にかられたからです。
植えた花は、アグロステンマ、バーバスカム、忘れな草、カモミール、ゲンノショウコ、ルリタマアザミ、宿根バーベナ、大和バラ、モッコウバラなどなど・・・(本当は、ルリタマアザミよりもヒゴタイの方が似合うのでしょうが・・・。)
春が来る前に今度は、野アザミ、ミヤマキンポウゲ、シャガ、たんぽぽも移植したいものです。
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この写真は、霞がかかってはっきりと見えないのが残念ですが、国道221号のループ橋(人吉ループ橋)から写した湧水町の遠景です。広々とした田園風景は文句なしに明るく、のったりと蛇行する川内川は、この土地の人々の気質を象徴しているかのようです。
この土地への訪問は、3度目でしたが、一生住みたいとさえ思ってしまいます。今住んでいる末永が、最高の場所だと思っていましたが(今でも、もちろん大好きです!)、でも、もっと好きになってしまいました。
“野の花”の移転ができれば、この上ない幸せなのですが、当分は通い詰めて満足するしかなさそうです。
ただし、これらの画像は、10月末のもので、今は冬枯れの(これも風情がありました。)草原になっていました。
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