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環境学講座Vol.52007-12-04
 最終回の環境学講座終了から、うかうかとしてる間にもう既に10日も経ってしまいました。
 環境学講座の5回シリーズ、おかげさまで無事終了することができありがとうございました。毎回ご参加してくださいましたみなさま、ありがとうございました。そして、海野先生大変お疲れさまでございました!
 今回は、息子さんの祐平さんもサポーター役で来てくださいました。彼とお父さんは、北九州大学の環境工学部のクラス・メートでもあります。


 振り返ってみますと、結構長い期間でした。
そのために、講師もどんなにたくさんのお時間を割いてくださったことかと改めて感じています。

 講演会のきっかけになりましたのは、お客さまとして食事に来てくださった席で、バイオエタノールのお話を伺ったことでした。「あれが、地球環境に優しいなんて、マスコミのトリックだ!」と聞かされました。


 海野家に講座の打ち合わせにお伺いしたとき、最初に見せていただいた”白血球クンのDVD”は、今思い浮かべても、私には衝撃的でした!あれを見せていただいてから、確実に私の身体への意識が変化しました。
 白血球の入った硝子板に異物を入れると、その異物を白血球クンが寄ってたかって食べ尽くしている顕微鏡を通した動画でした。
 

 そしてある日の卒論のための研究のお話。肩こりのために、講師の薫さんが使われた”肩こりの塗り薬”、これを塗ったら確かに痛みはなくなったのだそうです。しかし、血液のことを研究されていたため、その軟膏を使ったときの血液を顕微鏡で眺めたとき唖然とされたのです。白血球が減っている!白血球の動きが鈍くなって活動していない!塗り薬の注意書きを読むと「白血球の減少」とあったそうです!


 結局、痛みを感じる感覚を麻痺さただけで、身体の症状としては、何ら改善されておらず、反対に白血球を減少させ、身体にダメージを与えていただけだったといいます。


 このことは、他のどんな薬に対してもいえるという大きな認識になりました。
 薬というものは、除去したい物質だけを狙い撃ちにすることはできないようです。他の健全な免疫までも乱暴に破壊してしまいます。


 この事実を知らされる基になった、薫さんの研究DVDを見せていただいてから、自分の身体の中で、免疫細胞たちがどんなに一生懸命働いていてくれているのかを知りました。そのため、つい”白血球クン”と言ってしまうようになりました。


 風邪を引いて発熱するのは、免疫が病原菌と戦ってくれているから。・・・白血球、リンパ球など36・8℃以上で活発に働いてくれるのだそうです。
 嘔吐や下痢をするのは、毒素を出そうという機能が働いているから。・・・痛みや、具合の悪さを感じるのは、身体からの大切な生命のメッセージなのです。神様が与えてくださった大いなる力を、阻止し、「身体よ働くな!」と、投薬による誤った指令を出して、身体のメカニズムを狂わせてはいけないのです。
 病院に行けば、「頭痛薬」「解熱剤」「吐き気止め」など、患者の訴えに応じて喜んで薬を大量に処方してくれます。
 ・・・身体の自然治癒力を全く無視した、この大きな医療産業とも言えるべき経済システムの恐ろしさを感じています。


 この環境学講座がきっかけで、私も免疫のこと、薬のこと、医療のことを少しずつ勉強し始めています。
もちろん地球環境のことも。
 いちばん勉強になったのは、私だったのかもしれません。
しかし、みなさんにもきっとジワーッと、脳や心の波紋が広がっているのではないでしょうか?


 講師の薫さんは、今月から九大の都甲教授の下で”味センサー”のお仕事をされるということです。今後のご活躍を期待しております。また、どうぞお話を聴かせてください。


 ちなみに、私のお勧めの図書をご紹介します。
近頃は、現代医療の実態を暴露した本も増えました。


「抗がん剤で殺される」 船瀬俊介著 花伝社
「医者が患者をだますとき」 ロバート・メンデルソン著 草思社
「免疫」(からだを護る不思議なしくみ)矢田純一著 東京化学同人


☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆☆.。.:*
 プレゼン用の資料を作成するのに、前夜は徹夜に近い状態だったという”海野先生”のpptファイルを基に、今回の講座の内容を振り返ってみます。


今回のテーマは、
体と化学物質(甘いものは別腹に?)



☆ 美味しさとは五感を使って感じるもの


    「味覚」「臭覚」「視覚」「聴覚」「触覚」


    食べる事は生命維持に必要なこと ⇒ だから五感は総動員されて働く


☆ 味覚はどこで感じるか


    基本は舌、味蕾(みらい)細胞で感じる
    それ以外にもある味蕾細胞
              軟口蓋(口腔内の天井部の軟らかい部分)
              咽頭(のどの一部)・・・ビールや蕎麦の”喉越しの美味さ”


☆ 味蕾細胞のメカニズム


    甘味、うま味、苦味は・ 特殊なたんぱく質受容体
    塩味、酸味は・・・・・・・ イオンチャンネル受容体


☆ 味蕾細胞の新陳代謝には亜鉛が必要


    亜鉛は貝類、海藻、乳製品、胚芽米に多く含まれる。
    アルコールの飲みすぎは体内亜鉛の減少を引き起こす


☆ 苦味は人によって感じ方が異なる


    苦味を感じる細胞(受容体)は人で26種類もある。
    他の味を感じる細胞(受容体)は数種類と考えられる。
    野菜嫌いの人は苦味を感じる受容体が敏感なのかもしれない。
    ひとによって1000倍から一万倍も異なることがある。
                  (名古屋市立大学 島田昌一教授)


☆ 甘味はみんなが好きな味


    甘味(糖分)は動物にとって貴重な栄養源
    赤ちゃんに甘い水を与えると幸せそうな表情をする。


☆ 別腹はほんとうに存在するか?


    脳が胃袋にあらたにスペースをつくるように指示をだす!
                    (大阪大学 山本 隆 教授)


☆ 別腹のメカニズム


    脳内の視床下部から分泌される物質
    オレキシン・・・・・摂食促進物質の働き

     /事で満腹になった
    ◆々イなケーキが出てきた
     オレキシンが分泌される
    ぁ^澆僚銃鷸慊欧剖瓩ど分が縮む
    ァ^澆瞭口に近い部分が緩む
    Α^澆瞭睛栃を腸へ送りだし、入り口にスペースをつくりだす。    

      別腹の完成!


☆ 言語の違いで甘いものに寛容か厳しいか


    勝手な推論です。
    英語・・・・・sweet heart ,honey
       甘いと言う言葉は良い意味に使われる
       ことが多い。      
    
    日本語・・・考えが甘い、仕事を甘くみるな
       甘いという言葉は戒めに使われることが
       多い。


☆ その他の化学物質と体への働き


    ドーパミン・・・・脳内で快感物質として働く
    チョコレートや赤ワイン・・・フェニルエチルアミンが含まれる。


    これらを摂ると幸せに感じる ⇒ フェニルエチルアミンはドーパミンと同じ作用がある。 


    タートラジン(着色料)、安息香酸(保存料)・・・多動症(落ち着きがなく集中力に欠ける)の発症と相関が見られる。


    ラクトース(牛乳に含まれる糖分:乳糖ともいう)・・・体内の酵素:ラクターゼが分解する
    乳児はラクターゼを体内で合成できるが離乳期にこの力を失う人がいる。東洋人に多いといわれる。牛乳不耐性の人は消化できないので注意


    ビタミンB12・・・Co(コバルト)を含むビタミンで赤血球の合成体の構成成分の代謝に働く
        5年分が肝臓に備蓄されている。
        野菜には少ないので完全ベジタリアンは注意.イワシ缶で1週間分のB12


☆ その他の化学物質と体への働き


    亜鉛・・・・・Zn アルコールの分解に関与
    ヨウ素・・・・I  甲状腺ホルモン中で体温調整
    ・・・・・・・Cu エネルギーを生む反応に関与
    クロム・・・・Cr インスリンの働きに関与
    ・・・・・・・Fe 赤血球中のヘモグロビンに存在
    マンガン・・Mn 活性酸素の除去に関与
    コバルト・・Co ビタミンB12の成分:糖の生成


    これら元素は太陽系の生成と共に生まれ地球に存在した。
これからのエネルギー問題



☆ 世界のエネルギー事情


    石油 48.8%
    石炭 21.4%
    原子力 10.8%
    水力 3.7%
    天然ガス・その他 15.2%
    新エネルギー 0.1%


☆ 2030年まで順位は変わらない予測


    依然として化石燃料が主役を占める。
    地球温暖化問題や石炭燃焼による環境問題
    新エネルギーの開発・普及が望まれている


☆ 新エネルギーとは


    地球にやさしい再生可能なエネルギーです


     ‖斥杆発電・・・2030年までに100GW発電(全電力の10%)
              発電コスト¥7/kwhを目標:現在は¥45/kwh


    ◆”力発電・・・ 2010年までに3,000MW発電
              欠点は自然任せでまだまだハイコスト


     バイオマス・・・バイオマスとは化石燃料を除く生物資源のこと
              廃棄物系バイオマス(生ゴミなど)
              栽培作物系バイオマス(サトウキビなど)


☆ バイオマスについて


             バイオマスを燃料として使うと大気中に放出される
             CO2は生物の成長過程で光合成により大気中から取り込んだ物で燃焼しても大気            中のCO2は増加しない。


☆ 燃料としていかに使うか


    .丱ぅエタノール(原料は食品残さ、サトウキビ、とうもろこし、建築廃材など多種多彩)
    固形燃料(原料は木材チップ、稲わら、麦わら)
    メタン発酵(原料は食品残さ、家畜糞尿など)
.丱ぅエタノール


    原料のサトウキビ、とうもろこしは食糧である。
    毎年世界中で1000万人が餓死をしている。
    バイオエタノールは今、投機の対象となり、
    穀物市場の異常な高騰をまねいている。
    一部のファンドが儲けている
    原料の生産は低開発国、それを使うのが先進国


    ※マスコミでは、いかにもCo2を排出しないのを強調しているが、製作段階で既にかなりのCo2を排出しているし、かつ”バイオエタノール”(1)を作るのに(2)のエネルギーが使われていると言われている。


    これは正しいエコロジーではない!


固形燃料(稲、麦わら)


    原料の発生が一斉に起こる。
    稲、麦の収穫時期 (保管、輸送にコストがかかる)
    熱量が低い:約4500kcal A重油:9600kcal
    新たにペレットボイラーが必要
    石油が値上りし続ければ対抗できる可能性あり。
    エタノール発酵に使う手もある(触媒が必要)


    日本ではこれが理にかなっている!


メタン発酵


    原料の食品残さ、家畜糞尿は毎日発生(コンスタントに供給できることは都合が良い)
    副産物としての消化液(液肥)の用途次第
    リサイクルループが出来あがれば理想的なシステム
    メタンガスを発電に利用できる。
    メタン発酵残さをペレット燃料として使える。(これも発電用に使える)


 全ての生物は奇蹟の星、この地球上に生きており、地球は人間だけのものではない。わたしたち人間はもっと謙虚になって、生きているということ事に感謝しなければならない。


 御静聴ありがとうございました。
これで3月から始めさせていただいた野の花さんの環境講演会をおわらせていただきます。
この会を計画していただいた田崎さん、毎回お集まりいただいた皆様に感謝申し上げます。
最後にこの私に自由な勉学の時間をあたえてくれた家族、なかんずく大いなる理解をもって健康を気遣ってくれている伴侶、恵子さんに最大限の感謝をします。ありがとう!          2007年11月24日 海野 薫


☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆☆.。.:*


 今回は、特別に長くなりました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!
コメント
海野さんの化学者的学究の限り無き姿勢は充分に推測出来ますが、その難解な世界を理解して、参考文献なども即座に披露出来る田崎さんの凄さに唖然としています。
(三宅島 紫陽花 2007-12-06)
紫陽花さん、レスありがとうございます!(ポリポリです。)


こちらこそいつも、すてきな情報、すばらしい画像、楽しく見せていただいています。
とても太刀打ちできない天上の人だと思いつつ・・・。


先日の「すべての山に登れ」も、すてきでしたね!
サウンド・オブ・ミュージックは、中学時代から何度も何度も繰り返し見続けている映画です。今もです。
そして、あの「すべての山に登れ」は、シンフォニーで聴くことこそそばらしいと再認識させていただきました。何度も聴かせていただきましたよ!
(“野の花” 2007-12-06)
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