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毒虫に注意しましょう!2006-07-10
この湿度の高い時期は、色んな毒虫たちがいるようです。
都会の快適な暮らしをされている方でも、一歩外へ出ると、被害に遭わないとも限りません。


夕方になると、汗の臭いを嗅ぎ取って、蚊やぶよがワンワンと賑やかにやって来ます。
蚊は、まだ許せます。([許せる」なんて、何て傲慢な!)
ところが、「ぶよ」となると、たくさんの数のものが俊敏に突撃してくるので交わしようがありません。姿は、小さなハエのようなものです。
蚊取り線香を焚けるような、静かな作業のときはいいのですが、
草刈となると、移動しながらの作業ですので、そういうわけにはいきません。
「ぶよ」も、刺されると(本当は、かじられるのですが)、痒みがひどく、
発熱したり、リンパ管炎やリンパ節炎を併発することがあるようです。
私の場合は、そこまでひどくなりませんので、やられてもやられても夕方まで畑にいるのです。
(作業が終わらなくて・・・・・)
ただし、顔や首、腕など、かじられた赤い跡がたくさんです。


ここで使用しているブログの画像は、福岡市在住の福田 治さんから許可を得て拝借しました。
http://www.g-hopper.ne.jp/free/fukuda/index.htm
すごい生物学者の方のようです。


ブヨの危険!<パート1>
 http://www2.gol.com/users/connie/html/j/gardening/tips/gnats.htm
このサイトでは、「ぶよ」の怖さがかなり詳しく書かれています。


ところが、「アオバアリガタハネカクシ」ともなると、そう簡単にはすみません。
漢字で書くと「青翅蟻形隠翅虫」となります。
今日、皮膚科に行って初めて、そんな虫の存在を知りました。
「田舎で生活をしている人がやられるんですよねえ。」と先生。
「都心の病院だと、年間4件くらい、ところが、この街だと、80人くらいの患者さんがやって来ます。」とも。


長く伸び過ぎた畑の草刈をしていた時に右のまぶたをやられました。
最初は、ピリピリとした微かな痛みでした。
夜になって、ヒリヒリしてきて、何となく腫れてるのかな?という感じ。
翌朝になると、「腫れてる〜!」でした。触ると痛いのです。
洗顔は、ゆっくりとしました。
そして、明日になれば、治まるだろうと思っていました。
ところが、3日目、4日目になるほど、腫れは進んでいき、目が細くしか開かないほどになってしまいました。水泡もできています。
顔は、痛くてとても洗えないので、酸性水でスプレーをして拭き取り、洗ったことにしました。
鏡に映る自分の顔を見て、なぜだか、E・Tの顔を思い出しました。
(いえ、E・Tの顔のほうが、もっとましでした。)
腫れのため、目の周りの、大きく刻まれたしわが、そう思わせたのでしょう。
(通常のしわは、腫れのために伸びきっています。張りのよさがすばらしい!)
4日目の夜は、頭痛もするし、氷で冷やしながら寝ました。
(これは、逆効果だと言われました。・・・・・炎症を抑えるときは、何でも冷やせばよいとは限らないんですね。)


私は、歯科以外、病院に行くことは、ほとんどありません。
西洋医学や、新薬があまり好きではありません。
病院に行ったら、注射をされたり、抗生物質を飲むように言われるのに抵抗を感じます。
(患者を治すのに一生懸命なお医者さま、ごめんなさい、)


しかし、今朝は具合も悪いし、ご予約のお客さまもなかったので、意を決して、病院に行くことにしました。
それに、いつまでもこんな顔をしておくわけにはいかないからです。
おばけ顔の料理人の作ったものなど、食べたくないですよね?


お医者さまの、図鑑を見せながらの説明によると、、「アオバアリガタハネカクシ」に刺されたのではなく、顔に止まった時に、こすって潰したからだと。
病名は、「アオバアリガタハネカクシによる線状皮膚炎」なのだそうです。
体液にはペデリンという毒があって、それが皮膚に付くと、火傷状態になり、赤く腫れ、水ぶくれができる。
放置すると、治るのに2週間以上かかることもあって、まちがって目にはいると結膜炎・角膜炎等、さらには失明することもあるということです。
放置しておくと、痕も残るということで、そりゃあ大変!
やられたら、すぐに水で洗って病院に行ったほうが賢明のようです。


しかし、この虫は皮膚炎を起こさせるので害虫かもしれませんが、ウンカやヨコパイを食べるので、益虫でもあるわけで、そんなことは、全く人の勝手な都合上のことであって、地球上のかけがえのない生物の一種なのですよね。


とんだ災難?に遭ってしまいましたが、新しい知識が得られたことは、やはり嬉しいことです。
「虫クン、あなたに出逢えてありがとう!」


これからの季節、ムカデ、蜂、毒蛾、マムシなど、みなさんも気をつけてください。
ちなみに、蚊やぶよ、蟻、蜂に刺された時には、即座にアンモニア成分の「キンカン」をつけるといいようです。そうすると、痒みも出ません。


「アオバアリガタハネカクシ」に関するサイト
http://puh.web.infoseek.co.jp/hanekakushi.htm(福井県敦賀市在住の池上 博さんのサイト)

http://www.minc.ne.jp/airamed/health-information2.html(姶良郡医師会の健康情報)
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