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上等な障子貼り2007-11-13
 ずっと気になっていた(気になっていることは山積み!)障子の貼り替えをしました。丸テーブルの部屋は、店のオープン以来初めてで、5年も経過してしまいました。


 長年、障子のある家に住んでいるので、障子の貼り替えは初めてではありませんが、考えてみたら誰に習ったわけでもないので、全くの我流です。


 それにしても、日本の文化って不思議ですよねえ。紙を糊でくっつけて戸を作るなんて!そして、何と風流なのでしょうか!日差しをやわらかに受け止める採光と遮光の中庸の工夫。
通気性も中庸・・・。障子には、草花や木々の緑がよく似合います。
 私の祖母は、障子の一面だけに、紅葉したカエデや銀杏の葉を貼り込んだりして遊んでいたものです。
 歴史的には、平安時代からのものだそうですが、いまだに利用されているというのは、それだけ圧倒的な支持を得て来たということですね。

 
 作業開始です。
 まずは、前日に障子紙を剥す作業から。お風呂場に、4枚の障子を持って行ってシャワーをかけて濡らし、しっかり濡れたところで、紙を剥していきました。次に、シャワーの水をかけながら、たわしや歯ブラシで障子の桟の汚れを落とします。この桟は、結構埃が溜まっているので、このときとばかりゴシゴシと気が済むまで洗い落としました。
 障子紙をホームセンターで買ってきていましたので、サイズを測り鉛筆で印を付け、4枚に切り離しました。糊は、お冷ご飯を潰して濾しました。


 さあ、貼らなくっちゃ!
立て掛けた障子の桟に、刷毛で糊をつけます。つけ過ぎると糊が流れ出して大変!(糊がやわらか過ぎたのか・・・?)流れて桟に溜まった糊をきれいに拭いたりしながら、モタモタしていると最初につけたところの糊が乾いてしまいます。


 サイズを合わせた障子紙を貼ろうとするのですが、障子の桟に合わせようとしていると(モタモタ)、貼りたくないところに障子紙が着地してしまって、紙に糊がくっついてしまいます!(あ〜ん!あと2本、手が欲しいよ〜ぉ!)


「なんて不器用なんだ!」
「障子の貼り方、ちゃんとおばあちゃんに習っとくんだった!」
「いったい、みんなは、どうやって貼るんだ!?」
ひとりでブツブツ言いながら、わずか4枚の障子に悪戦苦闘です!


 貼り上がって乾いた障子には、やはり着地に失敗した無用な糊の後が残っています!(あ〜、みっともない!)


 いつもは、何でもインターネットで調べるのですから、「障子の貼り方」なんてことも、書いてあるかもしれない・・・。そう思って検索してみました。
 ありますよねえ!世の中、親切な方々は多いもので・・・。


 ガーン!です!(こんなこと、ちゃんと事前に見ておくものです!)
障子は、寝かせて貼らなければ・・・。
障子紙は、ロールのままでクルクルと貼っていって、障子貼り専用のカッターで余分な紙を楽々カット!
障子は、水で洗うと戸を傷めてしまうので洗ってはいけないとも・・・。


 知恵がないというか、常識がないというか、またまた自分の間抜けぶりを思い知ることになった障子貼りでした。それも、過去に何度も貼っておきながら全く改善されなかったという事実には我ながらあきれてしまいます!


 来年は、きちんと貼るぞ〜!!エイエイ、オー!
そして、子供たちにも年寄りの”知恵”を伝授しておかねば・・・。


 余談ですが、面白いサイトを見つけました。可愛いですよ!
http://www.youtube.com/watch?v=_jNuXtBQ1M4&NR=1
(障子の正しい剥がし方)
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