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春の庭の準備2007-12-18
 ここひと月あまり、春の庭のことが頭から離れず、何をしててもそのことばかりを考えています。(”馬鹿の考え休みに似たり”・・・昔から、よく言われていましたっけ!)


 今日は朝から、6個の大きなカメに穴を開けてもらったり、玄関前の月桂樹を北側の離れの向こうに移植してもらったり、花壇を掘りまくったりして一日が過ぎました。


 月桂樹の跡には、まだ小さい苗木のバイカウツギを植えました。(去年山沿いの畑で出会った、大木のバイカウツギが真っ白ないっぱいの花をつけてみごとでした!)


 いつも職人技で手伝ってくれるのは、近所の正さんです。材料費がかからないときは、いつもボランティアで、ほんとうにお世話にばかりなっています。
 昨日の夕方、畑で会ったときに、「またお願いしたいことがあるんですけどぉ・・・。」と言ったら、今朝早く電話がかかってきて「今日しまっしょか!?」って。
「ハイ!ハイ!ありがとう!」慌てて飛び起きました!
 カメに穴を開けてもらったのは、花を植えるためです。離れの前は、コンクリート貼りなので何にも花を植えられないと思っていたのですが、
「そうだ!カメを大きな鉢に仕立てて、バラやクレマチスを植えよう!」と思いつきました。クレマチスなどの蔓ものを離れの壁に這わせることもできます。何しろ、高さが1m近くもある大きなカメたちですから地植えと変わらないでしょう。古屋の解体のときにいただいていたものです。
 コンクリート用のドリルで開けてもらいました。(元大工さんですからね、道具は何でも揃っています!)
(画像=カメは、まだ玄関前にもあります。)
 ああ〜!しかし、ビギナーな私にとってガーデニングはほんとうに難しいです!
花の丈、株の茂り具合、色使いや雰囲気など、考えれば考えるだけ頭が混乱してきます。一度植えていたものをまた掘り起こたりして、花たちにとっては至極迷惑な話です。


 正さんのお仕事は、午前中に終わり、午後は花苗の移植です。
 アヤメの株のところに、ヤブカンゾウが大株になってゴチャゴチャに入り混じっていたので、全部掘り起こして株分けをしました。余分な株は、どこに移植しましょう?アイリスや水仙も球根が増えすぎてる〜!シダの根っこがこんなところにまで、ドクダミの根っこが土の中からたくさん!・・・みんなが絡まりすぎて、まるで自分の頭の中を見るようで、ますます混乱していきます。


 余談ですが、ヤブカンゾウは、夏に咲くオレンジ色の一日花で私の好きな花のひとつです。夏の“野の花”の献立の中に、このヤブカンゾウの花を使ったきゅうりの酢の物が登場します。食感も良く、料理の引き立て役になってくれます。
(ヤブカンゾウ=「庭の花々」”2007夏” 2007.7.18参照)
 http://nonohana.biz/album.php?mode=mnt&myyear=2007&mymonth=08


 種を蒔いていたセルトレイ(育苗トレイ)の苗も混みすぎて、庭に移植したりしていますが、残った苗は、1,2本ずつポットに分けて育ててやらなければなりません。1種類の種から、100本以上の苗が育ち、それが10数種類あるので、オオゴトです!


 まずヤブカンゾウを、北側の花壇に連れて行って移植しようと思いました。ここの花壇は、今まであまり手が回ってなかったところです。株を埋めるために土を掘ろうとしたら、大きな石がゴロゴロ出てきました。笹竹の根っこも張り巡らされています。根っこを深く掘り起こしていたら、また大きな石にぶつかりました。この石は大きすぎて、掘っても掘っても全体が見えません。シャベルの先でもびくとも動きません。


 私が、庭仕事をしだすと必ず、裏の家のおじいさん、清さんが現れるのですが、今日もありがたく来てくれました!
「清さん、鉄棒を貸して!」とお願いして、持ってきてもらった1mほどの長さの金テコ。これをテコにして動かそうとしますが、重たい重たい!
「・・・ワシに貸しなっせ!ワシが上げとく間に、下に石ば入れなっせ!」
「手ば挟まんごと!危なか!危なか!気をつけにゃ!」


 清さんは、もう82歳ですが、昔土方仕事もされていたので、やはりかないません!少しずつ動かしてもらって、一緒に抱えたりしながら、やっと花壇から出すことができました。私の体重くらいあったと思います。これだけで1時間はかかってしまいました。
 仕事から早く帰ってこられた節子さん(清さんの娘さん)が心配して、
「おじいさんが邪魔しよっとじゃなか?」とのぞきに見えました。
「いいえ、いいえ、年寄りの清さんに力仕事を頼んですいません。」と私です。
とても一人では動かせませんでした。ありがとうです!


 ちっとも捗らず、ご覧の通り、庭は散らかしまくったままとうとう日が暮れました。
日没が早すぎます!また明日!


 手袋を脱いでいると、お向かいの有弘さんが、自家製の手打ち讃岐うどんの生麺を持ってきてくれました。
まだ温かかったです。手打ちそば、手作りロース・ハムなどいつも本格的なものに挑戦されて、これがとても美味しく絶品なのです!
 「お父さんは、(作ることが)好きやもんねえ!凝り性でさぁ!」と奥さんの和代さんはいつも言います。
 茹で上がったときの透明感、コシがあって軟らか!素晴らしく美味しかったです!おごちそうさまでした!
・・・お腹が空いていると、写真を撮ることさえ忘れてしまいます。
コメント
春のお庭の準備が着々と・・・と言いたいところですが、なかなか進みませんね。
大変さに、驚いたり感心したりしながら読んでましたが、
アッコさんのご近所の方々の親切なことに、もっとビックリしています。
お一人でお淋しくないかしら?と思っていたんですが、
お一人ではないんだ・・・・と・・・
快く何でも手伝ってくださる人々に囲まれていらっしゃるのですね〜〜
見守られて頑張ってらっしゃる様子、楽しく拝見しました。
春になったら、綺麗に咲いた花たちに会いに行きたいと思っています。
(たんぽぽ 2007-12-20)
たんぽぽさん、ありがとうございます!
末永に住みついてもう5年半になりますが、ここの方たちの親切さは変わることなくお世話になってばかりです。こんな土地は、そう滅多にあるものではないと思います。
まさに驚異的です!


花いっぱいの春の庭を夢見て、スモール・ターシャおばさんのご協力とご指導の下、せっせと”がまだしています”!
ぜひ春になったらいらしてくださいね。
(“野の花” 2007-12-20)
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