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赤い実のなる木2006-11-30
 初冬のこの季節、山沿いの小道を歩くと、常緑の枝になっている赤い実をよく見つけます。緑と赤のコントラストが一際目立つのです。
 冬の赤い実と言えば、南天や万両、千両、百両や十両(やぶこうじ)、橘疑(たちばなもどき)などが浮かんできますが、毎年私の胸をときめかせてくれるのは、冬いちごやシロダモや、この画像のビナンカズラです。
ビナンカズラは、別名を、サネカズラ、サナカズラとも言うようです。
 他の木に巻きつき、しなやかな蔓に、艶やかに固まって実る真紅の実のビナンカズラは、何度でも見に出かけたくなる、そんなお気に入りの赤い実のひとつです。
 ビナンカズラという名前の由来は、茎や枝からヌルヌルする液が採れて、昔の男性は、これを髪に付けて整髪料として使っていたそうですが、美男に変身するので美男葛なのだそうです。

 
 11月は注意して見ない限り、色が少なくて色彩的に少々寂しい季節ではありますが、晩秋の色がない季節だからこそ、そんな赤い実が鮮やかに映えるのでしょう。
 この画像は、冬いちごです。
山では、こんなに固まって実ってはいません。
花が少なくなった庭の花々に変わって、“野の花”のお客さまのおもてなししてくれます。
 この冬いちごの葉は、形状がとても良くてかわいいし、春の若葉のころのみどりは、それはきれいです。
しかし、冬枯れとともに褐色を帯びてきた葉に風情がでてきて、蔓に赤い実がぶら下がります。
 この冬いちごが面白いのは、蔓の両端がそれぞれ根っこになっていることです。
茎の太い方が、普通根っこだと思われますが、反対側の細い蔓をたどっても、やはり根が付いているのです。
繁殖力が強くて、地面に蔓が垂れるとそこから根付くのでしょう。
 食べると酸っぱくてとても美味しいとは思えないのですが、あまりにもきれいなのでやっぱり摘みながら食べてしまいます。 
 赤い実で、寒の頃でも長いこと実っているのは、鳥達にとってあまり人気がないということでしょうか?
しかし、極寒のいよいよ食べ物がなくなってくると鳥たちも贅沢は言えず、やはり終いには食べに来きます。
秋グミなどは、結構早めになくなってしまいます。
 まずい、赤い木の実がいいですね。
いつまでも楽しませてくれますもの。
 さて、いよいよ明日から、12月です。
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