トップ 庭のアルバム 野の花ブログ Myレシピ
      
 ※各画像をクリックすると、拡大画像がご覧になれます。
たくあん漬け2006-12-24
 毎年この頃になると、裏の家の節子さんが、干し大根を買ってきてくれます。
今年で5回目の沢庵作りです。
 節子さんは、漬物作りが(も)たいそう上手で、色んな漬物を作ります。
最初、いただいた田舎漬けがとても美味しかったので、ここに越して来た冬にその作り方を習いました。
 新しいうちは、大根の辛さの風味がよく、古くなるとあの酸っぱく甘味のない味が白米の食欲をそそります。
 材料は、干し大根、塩、米ぬか、きなこ、砂糖少々、うこん(ターメリック)、唐辛子、柿の皮、それからナスの根っこも入れます。ナスの根は、まろやかな風味を出すのだそうです。
 畑のナスが枯れてしまっても、そのまま沢庵のためにとっておきます。
 漬け方は至って簡単です!樽になるべく隙間が空かないように大根を敷き詰め、一段ごとに混ぜ合わせた米ぬか等を敷いていくだけ。大根、米ぬか、大根、米ぬか・・・
 と、偉そうに・・・すみません。
「今年は、どげな風?よう漬かったぁ?去年のは、まだ残っとる?」と、まだ節子さんは、気遣ってくれるんです。そろそろ、一人前になれるかな?
 米ぬかは、いつもお世話になっている吉村ファームさんから、無農薬のものが手に入ります。柿の皮も、親戚の自宅に生った渋柿用の柿をむいてカラカラに干したものを、大量にもらったりして・・・。柿の皮も、天然の風味と甘みを出してくれます。白菜漬けにも、この柿の皮を使います。
 重石が材料の倍必要で、私の場合は20Kgを漬けたので、40Kgくらいを積んでいます。
本当は、木の樽に漬けると良いのですけど・・・。
 梅雨のころから、小バエが入らないように注意し、密閉しておくと何年でももちます。
 野菜に含まれるうまみを、乳酸菌と酵母でじっくりと醸しだすことで、酸味や香気の味わいが生まれてきます。沢庵、床漬け、白菜漬け、粕漬け、味噌漬けなど、昔からの日本の伝統食文化の失いたくないもののひとつです。
 “野の花”のお客さまは、お漬物がお好きな方も多く、お鉢にたっぷりと出してあげるととても喜ばれます。
このブログの内容にコメントします
前の記事へ
次の記事へ

Copyright:(C) 2003 Nonohana All Rights Reserved