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業務用の冷凍冷蔵庫が降ってきた!2007-06-26
 いつもお世話になっている”雷山豆腐さん”(“野の花”で使っているお豆腐)の計らいで、業務用のステンレス製冷凍冷蔵庫と製氷機がまるで降ったようにやってきました。


 ずっと欲しくはあったのですが、中古でも30万円近くもします。(少し前までは、50万円くらいしました。)去年までは、やはり大型のコカ・コーラ冷蔵庫もあったのですが故障したので、家庭用の冷蔵庫2台とビールケースの冷蔵庫などで凌いでいました。しかし、やはり夏場は困ります。サラダなどの冷たいものは、器に盛り付けて冷蔵庫でスタンバイをしておかねばなりませんから。


 ある日、お豆腐を買いに行くと、店内の模様が変わっており、今までより大型のガラス製の業務用冷蔵庫が座っていました。
 「あれ、今まで使っていたのはどうしたの?」
 「ああ、この冷蔵庫ばもらえるようになったけん、前のは人にやったとよ。」
 「ええ〜っ!上げたのぉ?上げるんなら、私が欲しかったぁ!」
 「要るとやったと?早よぉ言わんけんたい!」
 「だって、要らないなんて知らないもん!」


 この会話から2ヶ月近く経って、突然電話がかかってきました。
 「友達が使いよったステンレス製の冷蔵庫が要らなくなるけど、要る?」
 「要る要る!でも、いくら?」
 「タダ!タダ!」
 「へ〜え!」
 「それじゃ、近いうちに業者を連れて行くから。行く前には連絡します!」
と言っておきながら、何と15分後には、業務用冷蔵庫の”ホシザキ”の人を連れて下見にやってきたのです。
 おまけに、雷山豆腐さんで使っている製氷機も、大型に替えるからくれると言うのです。
 製氷機は、スーパーで売られているようなオンザ・ロック用の氷が常時25kgくらい、自動でストックされるようになっています。緑の野菜を茹でて急速冷却で色止めをするのに、これも大助かりです!もちろん、ロック所望のお客さまにも、惜しみなく出して上げられます。
 ちなみに、冷蔵庫の容量は、780L(冷蔵室598L)(冷凍室182L)で、消費電力も家庭用の冷蔵庫より少ないのです。


 思いがけない幸運に私は、ひじょ〜に舞い上がりました。
 「ねえ、夢みたい!夢じゃないよねえ!」と言う私に、雷山豆腐さんは、頭をコツンと叩き、
 「痛かったら夢じゃないとよ!」とからかいました。


 いやいや、持つべきものは友達です!
 雷山豆腐さんとのお付き合いは、“野の花”をオープンする頃からで、彼の人間性に私は、非常な敬意を払っています。
 この方のことは、またいずれお話したいです。
 それから10日後、冷蔵庫はクレーン付きの大きなトラックでやって来ました。


 舞い上がって喜んだのの、冷蔵庫の搬入は、それはそれは大変なエネルギーが必要とされました。
 夕方の搬入に備えて、昼から、キッチンの荷物を一旦客間に移しました。棚の荷物、食器類、梅干などの保存食の瓶類、鍋類などなど、収納していればたいした荷物には見えないのですが、客間の二部屋がこの荷物でいっぱいになりました。まるで小さな引越しでした。
 

 搬入に支障があったキッチン入り口のパソコンを動かすと、パソコン周りの膨大な書類が溢れました。搬入担当の屈強なお兄さんたちが、今までの冷蔵庫2台を離れに移動してくれている間に、塵の溜った箇所の大掃除をやり、冷たいお絞りやお茶を用意しながら、慌しく走り回りました。
 搬入は、製氷機の水道工事も含めて1時間半あまりで終わりました。
 あんなに重たい荷物ばかりを扱っているお兄さんたちは、それなりのいい体格ですが、さすがに腰にくると言っていました。大変な仕事だなあと思いました。
 ブログに出すからと言ったら、微笑んでくれました。(可愛いでしょう?拡大画像で見てくださいね。右側のお兄さんは、二十歳だそうです。)


 さあ、それからが大変だったんです。うちの子になった冷蔵庫やあちこちを磨いたり、客間に持って行っていた荷物を元に戻したり、食器を洗い直したり・・・、オープン以来の大掃除になりました。
 客間との往復42〜45歩で100往復はしたと思いますが、5000歩にも及ばないんですね。


 膨大な作業量を考えると気が進まなかったキッチンの大掃除、模様替えでしたが、夜中の0時を過ぎると、だんだんはまり込んできました。
 こんなに時間がかかったのは、納屋から、棚を運び込んだり、収納の仕方を思案したりしたからです。


 誰にも邪魔をされずに、家族のための食事の用意に中断されることもなく、我儘放題に好き勝手に使える自分だけの時間のありがたさ!明日は、休みなのでお客さまの準備をする必要もないし、こんなときにこそ、独身生活の醍醐味が味わえます。
 手伝ってくれる人がいれば、それはそれで助かるでしょうけれど、例え娘でも、相手の疲れ具合に気を遣わねばなりませんから、一人でやる方が私は、好きです。それに、私のような仕事のやり方には、きっと誰も付き合いきれないと思います。
 やっと、気が済むまで片付けをし終わったら、朝の6時になっていました。(満足!!)
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